【北海道の専門家一覧】
北海道で活動する建築家・設計事務所の一覧です。ここから検索して気になる建築家に、設計料・工事費の見積相談、資料請求、プラン提案などを直接、依頼することができます。北海道で住宅
もっと見る設計を手がける建築家・設計事務所が手がけた、住宅作品の実績や写真、設計料・工事費用の目安、資料の請求の方法などの情報がご覧いただけます。北海道で家づくりの専門家をお探しの方は、ぜひご利用ください。
【北海道ってどんな街？】
北海道は本州、九州、四国とならなんで日本の四大島のひとつです。日本列島の最北にあり、日本海、オホーツク海、太平洋に囲まれています。特に、道庁所在地の札幌市には、クラーク博士の計画で建てられた「札幌市時計台」（竣工：1878年）や、赤レンガ造りの「北海道庁旧本庁舎」（竣工：1888年）など、明治時代の味わい深い建築物が多く残っていて観光地としても人気です。札幌市には北海道で最初に100ｍを超えた「札幌センタービル」（竣工：1987年）や、地上38階の高さ173ｍの「JRタワー」（竣工：2003年）をはじめ、地上40階の「プレミスト琴似スカイクロスタワー」（竣工：2013年）など超高層ビルが林立しています。札幌市は横浜市、大阪市、名古屋市に次ぐ全国第4位の190万人超の人口をもつ日本有数の大都市で活気に満ちあふれています。また、千歳市に完成した「新千歳空港ターミナルビル」（竣工：2010年）は国内第3位の旅客数で3,000ｍの滑走路が2本ある、国内でも有数の設備を持つ国際空港です。このように北海道は、歴史のある街並みとともに、国際都市としてもグローバルに発展し続ける魅力あふれるエリアとなっています。
【北海道出身の建築家と著名建築物について】
北海道出身の建築家としてまず名前を挙げることができる人物は、旭川市出身の林雅子（はやし・まさこ）氏といえるでしょう。女性建築家の草分け的な存在で日建設計のチーフアーキテクトだった林昌二氏の妻としても知られています。林雅子氏は1986年に権威ある「第11回吉田五十八賞」を受賞しています。また釧路市出身の毛綱毅曠（もずな・きこう）氏も1980年代を中心に、地元・釧路市に多くの名建築を残しています。代表作として「釧路公立大学」（竣工：1988年）、「釧路フィッシャーマンズワーフ」（竣工：1989年）などがあり、なかでも「釧路市立博物館」（竣工：1984年）は有名で「日本建築学会賞」を受賞しています。また、若手建築家で注目を浴びている藤本壮介(ふじもと・そうすけ)氏は北海道の中部にある旭川空港に程近い上川郡東神楽町出身で、北海道伊達市の「情緒障害児短期治療施設」（竣工：2006年）で「日本建築大賞」を受賞し、現在もっとも勢いのある建築家のひとりとして世界から注目されています。北海道には有名建築家による名作も数多くあり、特に安藤忠雄氏設計の北海道勇払郡占冠村にある「水の教会」（竣工：1988年）は新しい祈りの場の表現として世界中から注目を浴びました。ほかにも原広司氏設計の「札幌ドーム」（竣工：1988年）や、象設計集団による帯広市の「北海道ホテル」（竣工：1995年）など、北海道は魅力的な近代建築が多い地域です。また歴史的建造物としては、函館市には、現存する日本最古の洋風木造建築「旧函館博物館一号」（竣工：1879年）があり、小樽市には国の有形文化財の「小樽駅」（竣工：1934年）や「北のウォール街」と呼ばれた明治時代の銀行群などがあります。北海道には著名な現代建築も多い一方、歴史的に価値の高い建築も多く残されていることは特徴といえるでしょう。
【まとめ】
北海道は日本屈指の札幌という大都市があり、世界的規模の国際空港や大型施設などに代表される近代的な側面を持っていますが、いうまでもなく雄大な自然に囲まれた土地も豊富にあります。また、北海道出身の毛綱毅曠氏や藤本壮介氏のように、地元に根ざした設計をする建築家が多いのです。北海道は日本の北部にあるため、寒冷地への配慮や積雪対策を専門に研究している評判の高い設計事務所も多くあります。北海道在住の建築家や設計事務所は郷土への愛情が強く地域の特性を生かした住宅も多数、設計されています。これから北海道で家を持つことを検討している方は、こうした人間味あふれる土地柄であることを、ぜひ参考にしてください
