新築やリノベーションを考えるとき、毎日必ず家族が使う洗面所にまでこだわりをもって設計する方が増えています。身支度を整える、脱衣場として、洗濯をするスペースとしてなど、限られた空間でさまざまな機能を持たざるを得ない洗面所。置かなければならないものが増え続け、なかなか片付かない…というお悩みも多いようです。今回は、小さな空間だからこそこだわりたい、収納や設計のポイントをご紹介します。洗面所から気持ちの良い朝をスタートさせるため、ぜひ参考にしてみてください。
大容量の収納で生活感のない空間に
大容量の収納があれば、隠す収納を徹底することができ生活感のない空間が実現します。こちらのお宅のように、鏡のまわりを大容量の収納で取り囲めば、洗面用品やタオル、洗濯用品までたっぷりと収まります。見せる部分にはタイルを施して美しさをプラスし、癒しの空間を演出しています。
ニッチで収納をつくり空間を有効利用する
木とタイルを部分的に採用しナチュラル感溢れる空間へと導いています。 さらにハイサイドな窓を設けて明るさを取り込み、開放感を演出。小さな洗面所であっても、狭さを感じさせません。小さな空間の収納として注目したいのがニッチ。壁の厚みを利用して収納が実現するため、限られた空間しか確保できない場合はぜひ検討したいアイデアです。
インテリアとしても絵になる木製のオープン棚
厚みのある木の棚板を採用し、無骨なイメージに仕上げた洗面所。白壁に映える味わいのある木の質感がインテリアとしても一役買っています。マルチに使えるオープン棚は、ディスプレイ収納に最適。お気に入りのタオルや洗面用品をみせて収納できるため、気分も上がりそうですね。また、扉を開閉する手間が省けるため、朝の忙しい時間もさっと必要なものを取り出すことができます。
デッドスペースのない収納なら造作棚を
デッドスペースのない収納を考えるなら、造作棚がおすすめです。既製品では対応できないサイズでも、造作ならぴったりの収納を作ることが可能です。さらに見せる収納と隠す収納を組み合わせるのに、ボックスや引き出し収納が有効。統一感のある色、デザインのものを選べば、洗練された洗面スペースが実現します。ぜひ細々としたものの整理整頓に役立ててください。
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ライター/writer naomi