住み始めてからいくらでもアレンジできるインテリアと違い、外構部分はほとんどの場合が一生モノ。だからこそ個性も出したいしこだわりたい。だけどあまり装飾的な外観は好まない…
そこで極力凹凸を排除し、まるでモダンアートのように仕上げた住宅をご紹介します。
石像アートのようなスクエア住宅
窓を排し、ごつごつとしたテクスチャで仕上げた真四角の家。切り取られた玄関部分につく陰影は、異空間への入り口のよう。彩度を抑えた一枚板のようなお家は、存在感がありますね。気になる採光は中庭から取り入れています。道路に面していない分、思い切って大開口の一面窓にすることもできるので、住宅密集地におすすめの間取りでもあります。
自然にとけこむ立体アートのような家
こちらは斜めに切り取られた敷地を生かし、前後の奥行きで遊んだお宅です。前に張り出した部分をただそのままにするのではなく、アプローチを兼ねる外壁をわざと大きくとり、木々の中にひっそりと建つ平家に躍動感を与えています。こちらも道路部分には窓を作らず、緑豊かな敷地の奥側に開放的なウッドデッキ付きの開口部を集約し、広々とした別荘に仕上げています。
オフィス兼用なら未来感をプラス
オフィスと住宅を兼ねる建物なら、オフィススペースや共用部分のスリットから漏れ出る照明光を生かして近未来的な外観などいかがでしょう。企業の将来性も明るいものであるイメージが出ますし、働く人や住む人のテンションも上がりそうです。
屋内も常に明るく、また刻々と変わる太陽の位置がスリットから差し込む光で意識されるので時間の感覚が肌で感じられ、能率もアップします。
黒紺×白 落ち着きと先進性を放つ平屋
青みがかったダークな外壁を鮮やかに切り取った、白い玄関がまぶしい住宅。外構部のコンクリートと砂利が適度にコントラストを中和しています。中庭を取り囲むような間取りで採光も確保。そもそも、白い漆喰壁と鉄製の黒い扉、黒い瓦屋根という組み合わせは日本の伝統的な町並みの色と言えますので、このような色の組み合わせは現代の日本の町並みにも溶け込みやすいですね。漆喰仕上げ風の黒壁で、迫力がありながらも懐かしさや柔らかさのある外観に仕上がっています。
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2016年10月20日投稿
デザイン・設計手法
外壁材
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ライター/writer little-maya