狭さを感じさせない。狭小住宅を快適にするためのヒント

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都市部に多い狭小住宅。土地だけを見ると、本当にこの敷地に家が建つの?と思うこともあるのではないでしょうか。近隣の住宅が密接している場合も多いため、どのような方法で採光し、いかに狭さを感じさせないようにするかが課題です。狭小住宅を快適にするためのヒントを集めてみました。

吹き抜けの役目も果たす、らせん階段がもたらす開放感

敷地面積30㎡弱、延床面積約43㎡の狭小住宅。しかし、住宅の内部はそんな狭さを感じさせない工夫であふれています。
リビングの一画にあるのはらせん階段。リビングの床面積に対するらせん階段部分の面積比を工夫することで、らせん階段が吹き抜けのような役割を果たし、開放感ある空間になっています。さらに、街路樹を借景とするピクチャーウィンドウが広さを感じさせます。
狭小住宅でも荷物の量は一般住宅と変わらないため、収納スペースもしっかり確保。らせん階段部分に大きな窓を設け、手すりの一部を取り外せるようにすることで、アップライトピアノを搬入できるようにしてあります。
敷地面積や近隣建物との兼ね合いなど、何かと制約の多い狭小住宅ですが、制約があるからこそ生まれるデザインもあります。それがかえってスタイリッシュでデザイン性の高い住宅や心地よい空間を生み出すことにもつながるようです。狭さを感じさせない工夫や明るさを取り入れるアイディアなど、ぜひ参考にしてみてください。

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ライター/writer okunaga