平屋住宅という言葉、ご存知ですか?通常家を建てる時は、大体の方が2階建てを建てるのではないでしょうか。また、都心に建てる場合は、特に土地の条件が厳しいので、3階建てという選択肢しかないということも、ままあります。同じボリュームを3階建てと平屋(1階建て)で建てるということは、それだけ土地が必要ということ。考えてみると非常に贅沢ですね。今回はそんな贅沢で余裕たっぷりの事例をご紹介していきましょう。
この天井高で敢えての平屋、という贅沢
お施主様のご希望はなんと「室内でテニスの壁打ちがしたい!」というもの。こんなリクエストをされたら、普通ぎょっとすると思うのですが、そこはさすがプロ。見事にかっこよく、しかも余裕のある壁打ち空間が完成しています。普段はご夫婦で住まわれているそうですが、孫たちが遊びに来ることもあるそうで、大喜びで遊んでいるそうです。そりゃぁ、そうですよね!
平屋なら暖炉の暖かみが家全体を包み込む!
窓の多い、明るい印象のLDK。天井はそう高くないことで、落ち着きのある雰囲気に仕上がっています。
空間に余裕があるので、家具ひとつひとつの配置もゆったりしていますね。
ソファの後ろの空間にハンモックがあるのも、ゆとりを感じさせます。また、これからの季節に大活躍であろう、この暖炉。平屋なら家の隅々まで暖めてくれそうです。
平屋ならではの、47帖の大空間!
47帖ってとっさにどれぐらいの広さか、想像できませんよね。約80㎡です。ざっと考えて、家一個分、全て一室空間と考えていいのではないでしょうか。この大空間は、平屋ならでは、そしてまた、その空間を支えることができる、構造ならではの空間ですよね。ぜひ一度経験してみたい空間です。
2世帯住宅なのに、平屋という究極の贅沢
少し暗めの色の天井、床、インテリアが、外の明るさを引き立てる。そんな暗めのデザインが狭苦しく感じないのも、平屋の余裕がある空間だからでしょうか。リビングから玄関土間に向かう廊下が、その先に見える明るい空間のせいか、実際よりも
距離を感じて空間の広がりを想像させます。
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ライター/writer amodanca