夕暮れになると1軒、また1軒と灯される家の灯り。家の中の光がこぼれる家は、それだけでも温かさを感じさせてくれます。どんな人が、どのように暮らしているのか。想像してみるのも楽しいものです。温かい光とともに夕闇に浮かび上がる姿を意識して家を建ててみるのもいいのでは?家に帰るのが楽しみになる、夕景の美しい家を集めてみました。
美しい光に彩られた連格子が魅力の家
街中に突如として現れる和風の家。連格子から漏れる温かい光やライトアップされたアプローチの植栽が、モダンな雰囲気を醸し出します。風が通る連格子は快適性や防犯性を兼ね備えた優れもの。縦に並ぶ光のラインが和の潔さを感じさせ、街並みにも変化を与えてくれます。
中庭には葉影を軒裏に投影するアッパーライトを設置。軒下やアプローチなどさまざまな部分に設置された照明で家を優しく彩ります。
規則正しく並ぶ正方形の窓が印象的な家
縦に2列、横に5列並んだ正方形の窓が印象的な家。キューブ型の外観とリンクし、建物のアクセントになっています。この正方形の窓があるのはリビング。昼間は青空が写り込んでいますが、夜になるとリビングの灯りが優しく窓を照らします。
いくつものボックスを組み合わせた家
いくつものボックスを組み合わせた、美しい構造のコンクリート打ち放しの家。道路に面した大開口の空間に突き出た部屋は、室内に立ち上がり壁を設けてプライバシーを確保しながら採光もクリア。夕暮れになると、部屋の中を隠しつつ灯りが屋外を照らし、この建物の特徴であるシャープなラインがより一層強調されます。
丘の上に浮かぶ幻想的な家
夕暮れになると浮かび上がるなにやら幻想的な建物。小高い丘に建つこの住宅は、開放的な造りで眺望を住宅内に取り込みながら、外からの視線はシャットアウト。1階の周囲をプロフィリットガラスで囲み、プライバシーを確保しています。溝型形状のプロフィリットガラスは、外光や内部の照明を透過・拡散させる独特の質感を持つガラス。。幻想的な景色を作り出す役目を果たします。
オレンジ色の光に包まれた家
温かみのある家の夕景が魅力的なこの家。向かって左側、階段が見える部分はリビングで、2層吹き抜けの空間になっています。このような温かみのある景色を作り出すのは、何と言っても電球色の照明。これが緑色がかった蛍光灯だったらこのような温かみは生まれません。仕事場や勉強部屋には白い光が向いていますが、ゆっくりくつろぎたいリビングや寝室にはケルビン温度が低い照明を選んで、温かいオレンジ色の光あふれる空間を演出しましょう。
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ライター/writer okunaga