ローコストで建てる希望の住宅

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住宅を計画する上で、予算はやはり重要なことでしょう。
実際に予算が与条件になっている場合「どこにコストを中心に持っていくのか?さらにどの部分を抑えるのか?」などを考慮しなくてはいけません。
そのようなときに、力になってくれるのは建築家でしょう。
なんとなく敷居が高いようなイメージがありますが、さまざまアイデアを持っている建築家は心強い味方になります。
今回は、そんな建築家のアイデアによるローコスト住宅を紹介しましょう。

ローコストでも防音対策は可能

グランドピアノを楽しむお宅です。
ピアノといえば、やはり防音が気になるところでしょう。防音対策を施す必要がある場合、費用負担についても気になるところではないでしょうか。
こちらのお宅ではコストダウンのために、汎用性の高い素材を何層も組み合わせることで、遮音層や吸音層を作り出しました。ローコストですが、適正な遮音性能と響きをもつピアノの防音室が完成。
なお、仕上げや積層材を取り替えることで音環境の変化が楽しめます。

気品はそのままに、ローコスト和風住宅

本格的な和風住宅となると、それなりの費用がかかるイメージがあります。しかし、アイデア次第ではグッと費用を抑えることが可能です。
こちらの和風住宅は、徹底した工事価格の合理化を心掛けたことでローコスト化に成功しました。
なおアプローチ土間は、御影石と東濃檜の列柱を設け玄関前の下屋を構成。ちなみに、主要造作材を東濃檜でまとめました。
また離れ和室では、既存造作材の一部を再利用するといった工夫もしています。

ローコストでも、ここまで出来るスタイリッシュ外観

こちらのシンプルな外観は、構造システムをそのまま活かしたことでデザイン性をアップ。まるで木が枝や葉を伸ばすようなデザインは、街並みにインパクトを与えるでしょう。
さらに、室内の建具にカラフルな色を加えてアクセントをプラス。
このような工夫を施したことで、周辺の集合住宅との差別化を図っています。
なお床や壁、天井及び階段といった建築を司る最小限のエレメントで構成されたことにより、コストダウンが実現しました。

ローコストに思えないスタイリッシュな外観

モダンでスタイリッシュなブラウン色の外観です。
特徴としては、自然の雄大な景観を楽しむために大きな開口を採用。
なお、大開口にすると室内が丸見えになってしまうことが考えられます。そのため、こちらのお宅では道路や隣家などから見えにくい場所に、カーテンウォールを設置。大開口で景観を楽しむことと、プライバシー保護の両立が実現しました。
さらにコストダウンのための工夫として、ほとんどの部分を大工仕事でまかなっています。
さまざまなユニーク溢れるローコスト住宅がありました。
ローコストといっても、けして安っぽくするわけではなく限られた予算内で自分が希望する家をつくることが重要です。
なお予算の考え方のひとつの目安として、どの部分に予算をかけるのかといったことも大切なことでしょう。
また、たとえ予算オーバーになってしまったしても、希望する家のイメージを壊さずに具体化できる方法などを建築家の方々と相談できると良いですね。

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ライター/writer megumi,taki