階段はただ上り下りするためのものですか?いいえ、違います。見るたびに、ため息が出そうな、そんな美しい階段もあるんです。こだわって作る自分の家です、隅から隅までそのこだわりを発揮したいですよね?ここは建築家の腕の見せ所、美しい階段はそれだけで作品と呼んでもいいのではないでしょうか。皆さんも、今からご紹介する階段を見ながら想像を膨らませてみてください。
オブジェのような階段、どうぞ上ってください。
白い壁と、明るい色のフローリングに、グッとしまる黒のオブジェのような階段。大きな壁一面の窓から見える景色の変化を楽しみながら、上り下りのスピードも自然とゆっくりになり、階段それ自体を楽しむことが出来そうです。
部屋の中央にあるのに、邪魔にならない階段
このお宅は狭小地に建つコンパクトな建物で、写真を見てわかるように、決して広い空間を作れているわけではありません。ですが、この階段。なんだか天井から白い布がフワリと降りてきているような、そんな錯覚に陥りませんか?部屋の中央にあるというのに、この感覚。やはり完璧なフォルムの効果でしょうか。
階段越しに見る庭の緑が眩しい。
土間リビングに設置された美しい螺旋階段。細い手摺と中桟、薄い段板、まるでそこに存在しないかのように、階段越しに庭の緑を楽しむことができます。その訳は、この階段の色にあるのかもしれません。建て主さんが好きだというダークグリーンで塗装されているそうです。庭の緑とのシンフォニーを奏でる深緑の階段、素敵ですね。
二層分の吹抜けに設置された二つの階段。
階段ホールから見上げると、遠く上方に小さなトップライト。そこから差し込む光を見ていると、まるで教会にいるような厳かな気持ちになりそうです。1階から2階へは、コンクリート製の片持ち階段が設置されており、2階から上は螺旋階段が設置されています。片持ち階段を上りながら上を見上げると、花びらのような螺旋階段がほんのりとトップライトに照らされて、繊細かつ美しい空間が演出されています。
丸くない、螺旋階段
コンクリートでだって出来ますよ、螺旋階段。曲線がウリの螺旋階段ですが、やっぱりシャープなのが好きなの!という方もいらっしゃるでしょう。そんなあなたに新提案、シャープな螺旋階段ありました。シンプルでモダンな空間が好きという方も、螺旋階段が候補に入ったのではないでしょうか。
リビングの床が流れ落ちるような?!螺旋階段
この階段、別アングルからの写真のタイトルが「リビングの床が流れ落ちるように繋がる造形的な階段http://fevecasa.com/materials/16324/」です。アールヌーボー、アールデコ好きな私としては、かなりグッときました。シックな床の色と黒いスチールがとてもマッチしていて、本当に流れるようなフォルムですよね。これはオーダーのし甲斐があったのではと思います。
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ライター/writer amodanca