家の中にいると、「季節」を感じることって意外と少ないものです。太陽の角度や光の強さで季節を感じることはありますが、自然の景色を見て春夏秋冬を感じたい。そんな時、外を見ればそこに芽吹いたばかりの緑の木々が目に入ってくるとしたら。季節の移ろいを感じさせてくれる、春ならではの新緑を楽しむことのできる家をご紹介します。
緑を楽しむアウトドアリビング
バルコニーの床を突き抜けてにょきっと生えているのは、階下から伸びるシンボルツリーのヤマモミジ。2階のバルコニーに居ながらにして新緑を思う存分満喫できるアウトドアリビングです。
夏には深い緑が影を作り、秋には紅葉が楽しめる。バルコニーに木を植えられなくたって、このような方法であれば新緑を愛でることができて嬉しいですね。
アウトドアファニチャーを置けば、緑に囲まれた山のテラスの雰囲気もたっぷり味わえます。
緑に囲まれた自宅リゾートへようこそ!
家がまさにリゾート、なんて羨ましい限り!
緑の木々に囲まれたこの空間は、屋根のあるテラス。つい、大開口のガラス戸を設置したくなるようなスペースですが、あえて網戸やガラスを間に挟まないインナーテラスにすることで、自然の風や光、木々の香りを感じることができる空間になっています。見ているだけで新緑の香りに包まれそうです。
新緑を眺めながらお風呂に入る贅沢
新緑を眺めながらの入浴。なんとも気持ちよさそうですね。緑はリラックス効果抜群。お風呂に入りながらそんな緑を眺められれば、心身ともリラックスできて一日の疲れもリセットできそう。
浴室内は、落ち着いた色の壁や床、木の天井が自然との一体感を醸し出しています。丸い形の浴槽も非日常感を演出するのに最適です。
モミジとつるバラの作り出す景色を満喫
新緑の時期、明るい黄緑色の葉が芽吹く中庭のモミジと前庭に咲き乱れる白いつるバラが見事な景色を作り出します。
光の強さや気候によっても季節は感じられますが、季節を最も感じさせてくれるのはこのような木々や花なのではないでしょうか。落葉樹や花の咲く木はそのような点で、都会での暮らしに季節の彩を添えてくれる名脇役なのです。
低木の植え込みで季節を感じる
新緑を楽しめるのは大きな木だけとは限りません。こんな植え込みもやはり季節を感じさせてくれるもの。
白い家とボリュームのある緑の対比が美しい外観を作ります。ちらほらと咲いているのはサツキの花でしょうか。
樹高が高くなる木を植えるスペースが取れない場合や、後々の手入れを考えると木を植えたくないという場合もあります。そのような時は、花の咲く低木類を植え込みや生垣に使って緑を楽しむのもいいですね。大きな鉢植えの木をひとつ。そんな楽しみ方もあっていいと思います。
我が家の風景=芝生とシンボルツリーと白い家
美しい芝生に低い植え込み、そよそよと吹く風に茂った葉を揺らすシンボルツリー、そして白い家。ブルーの低い壁がアクセントになり青空が広がっているようにも感じさせてくれます。
せっかく植えた木だからこそ、家の中から常に眺めながら過ごしたいものですよね。そのためには、窓の位置と植栽の場所をよく考えることが大切です。このお宅は、リビングやキッチン、家のいたるところから緑の木々を眺めることができる工夫が満載。緑を感じながら過ごせる家です。
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ライター/writer okunaga