街中を歩く時、住宅街を散歩する時。
思わず目を奪われるのが「コンクリート打ちっぱなし」の建造物。
商業施設や美術館、さらにはマイホームなどでも、近年よく目にするようになってきました。
そしてマイホームの場合、スマートな装いの中にも、過ごしやすさは必須事項。
今回は、打ちっぱなしの魅力は最大限に活かしつつ、過ごしやすさを叶えたお宅の数々をご紹介します。
ご夫婦両者の希望を見事に叶えました
ご主人のご要望・イメージは「隠れ家、要塞、静寂」。奥様は「木漏れ日の入る家、森の中」というもの。二人が住む家です。だからこそ二人の願いがどちらも叶う、家でなければ……。
一見真逆かに思われる両者のイメージも、写真を見れば一目瞭然。全てのイメージを叶えたと言っても過言ではないはずです。
リビングメインの壁をコンクリートにすることで、ご主人のイメージを。自然素材を使ったテーブルセット、緑の観葉植物、そして大きな窓にすることで奥様のイメージを。
お互いが満足のいく最高の空間が出来上がりました。
コンクリートでも温もり感は出る。
打ちっぱなしというと洗練された印象を持ちますが、その中にも温もり感は出せます。相反する素材、木材の出番です。
「相反する素材ってどうなの……?」と思う方も少なくないかもしれません。
が、こちらの写真こそ確たる証拠。なんの違和感もなく、コンクリートと木材がそれぞれの魅力を活かし合っています。
外の青々しい緑も一役買って、自然とスマートの融合が実現です。
建造物が、芸術そのもの
スクエア型のボックスを自由に組み合わせたという、建て方も外観もまさに芸術的なお宅です。
今にも動き出しそうな躍動感のある外観は、思わず立ち止まって見惚れてしまうほどのオーラを放っています。
ご希望された「強めのシャープさ」は、期待以上の仕上がりに。
とろけるような外灯が、そのシャープな佇まいを更に際立たせています。
おもわず長居をしたくなる
白とグレー、そして一面の鏡面。不要なものはそぎ落とされた美しさを感じるお手洗いです。
さらには壁上部に設けられた高窓によって、美しさの中に「自然光」という優しさまでも取り入れました。
清潔さ・美しさ・優しさという最高の要素の中で、一人だけの贅沢な時間が過ごせそうです。
絵画のような美しさ
コンクリートのグレーと、色とりどりの植物が織りなすカラーの競演。
油絵のような美しさと、まるでジブリの絵コンテの中からそのまま出てきたような外観は、人の心を惹きつけて止みません。
ガラス張りの屋根部分は自転車置き場。
それぞれが最高のバランスで組み合わさった、一目散に帰宅したくなる家が出来上がりました。
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ライター/writer midori