家族と環境に優しい、パッシブデザイン

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夏の暑さ、冬の寒さを、エアコンだけに頼るのではなく、設計によって快適に過ごすことが出来るってご存知でしたでしょうか?風の通り道、光の入る時間などを計算して、適切な位置に開口部を設ける。
今回は、設備はもちろんデザインでもエコな暮らしを実現した事例を集めました。

床下冷暖房+自然を味方に

大きな吹き抜けをもつLDK。足場板を使った床板が、カフェのようで、素敵ですね。こちらのお宅、床下冷暖房というシステムを採用しているので、エアコンの風を直接感じることなく、空間全体を優しく空調してくれるそうです。
そして、大きな開口部から自然の風を通り込み夏は涼やかに過ごすことが出来ます。自然の力と、設備の力、いいとこどりですね。

恵まれた敷地条件を存分に活かす

6間間口を活かした外観が、スケールの大きな住宅。恵まれた敷地条件からつくった大きな中庭は、南側の光を集める装置になっています。また、中庭は風が抜ける空間であり、自然を感じられます。

家族の集まる空間を快適に

こちらの大きなダイニングテーブル、キッチンと一体になっていることで、さらに大きく感じられます。キッチンで作られたものは間髪いれずサーブされるので熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、出来立てを味わってもらえるのは、料理する人からも嬉しいことです。キッチンのみ床がタイル張りで、夏はひんやり、そして冬でも床下エアコンを採用しているのでほんのり暖かいそう。

住宅密集地でもエコに挑戦

一階から屋上まで続く階段室。その屋上にはソーラーパネル。このパネルで温水をつくり給湯と暖房に使います。この縦の空間には大きな窓があり、季節によって熱を取り込んだり制限したりして、自然の力を利用しています。LDKは密集地とは思えない明るさですが、階段上部からの光を取り込んでいるからなんですね。
家の配置、窓の位置、夏の過ごし方、冬の過ごし方、様々なアイデアに溢れています。
同じ涼しさや暖かさでも、機械によってと、自然なものでは、心地よさも全く違ってきます。
ぜひ、パッシブデザインを取り入れてみてください。



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ライター/writer amodanca