外からは想像できない明るい家

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今回ご紹介する事例は、外から見ると、窓の少ない、外に対して閉じた外観を持つものばかり。こんなに窓が少ないと家の中はさぞ暗いのでは?なんて思わないでください。ここが、プロの腕の見せ所なんですね。是非内観写真を見ていただきたい事例ばかりです。

正面からは想像できない明るさ

黒い壁と小さな窓。この家の内部がこんなに明るいなんて誰が想像できるでしょうか。実は裏手に回ればお分かりいただけるのですが、裏庭側に2層分の大きな窓があります。各部屋だけではなく、浴室にも大きな窓があり、どこまでも明るい空間が広がっています。

密集地でも明るくする工夫

住宅密集地に建つ場合は周囲の視線も気になり、周囲に向かって大きく開口部を取りづらいですよね。さらに、中庭を設けられるほどの敷地の余裕もない場合に有効なのが、小窓です。小窓を複数設けることで、光や風を取り込むことが可能になりますが、周囲からの視線はさほど気になりません。こんなに明るい空間が出来るなら、狭小地でも建てたい!と思いますよね。

吹抜けと高い位置の開口を活かした明るい空間

正面側を閉じたデザインとしたのは、正面側の視線を遮る為と、前面道路の交通量の多さの為だったそうです。確かに窓が大きいとそれだけ音も室内に侵入しやすいですよね。内部を見てみると、吹抜けと、吹抜け上部に設けられた開口部から差し込む光で、家中が明るい空間に仕上がっています。

中庭に降り注ぐ光を取り込んだ明るい家

黒い箱のようなデザインがインパクト大の外観です。窓も小さく内部の様子はとても窺い知れませんが。。。入ってみると、これは明るい!中庭に向かって大きく開口が取られているので、たっぷり光が入ってきています。中庭なので、誰の視線も気になりませんね。部屋の家具も内装も、白で統一されているので、さらに広さを感じます。
外観は閉じた印象、でも内部空間は明るくのびやかに。敷地の状況により内側に開口部をつくったり、トップライトを設けたりすることによって採光を工夫しています。
プライバシーの観点からもこのような外観デザインは求められるのかもしれません。

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ライター/writer amodanca