色や素材によって、温度の違いを感じることは、既に洋服などで体感されている方も多いと思います。それは、家のなかでも同じこと。暑い夏には涼しげな色や素材で実際の気温だけではなく、見た目から涼しさを感じることができるのです。今回はクールな印象の空間で涼しさを感じる事例をご紹介。
揺れるレースが涼やかさを運ぶ
玄関ホール吹き抜けと一体になったらせん階段は、二階リビングダイニングキッチンへと続く。暖気や冷気が上下空間に通じるのを防ぐレースのカーテン。明かりや空間のつながりを遮断しすぎない、ゆるやかな仕切りです。揺れる白い布は夏に涼気を運んでくれそう。
外の暑さを忘れてしまうクールな内装
静かな、薄暗い室内は、まるで洞窟のよう。真夏の鍾乳洞に入ったような、ひんやりとしたイメージです。薄い布一枚隔てた外側がどんなに暑くても、この空間にいれば、安心して過ごせそう。
素材選びで暖かみとクールさのちょうど良いさじ加減
コンクリートの空間の中に、床や柱、梁等ところどころに、木の暖かみを感じます。ただ、全体的にクールな空間に感じられるのは、木の色味も落ち着いているからなのでしょう。
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ライター/writer amodanca