遮光や外から屋内を見えないようにするというイメージが強いカーテンですが、カーテンの働きは、実はそれだけじゃありません。
それは例えば、アクセントカラーとして空間に色彩を与えたり、間仕切りとしての働きをしたりなど様々。
カーテンにどんな役割を担ってもらうか。その目的によって選ぶものは変わってきます。
今回は、様々なシーンで活躍するカーテンにスポットをあてた特集です。
渋みのある赤色でシアター感を
土間を介した離れには、本格的なシアタールームを設計。
高い防音性能で、早朝でも夜中でもいつでも好きな時間帯に大音量で映画や音楽を楽しむことができます。
大きな液晶の両サイドに渋い赤色のカーテンをつけることで、まるで本物の映画観のような空間に。
空間演出と同時に、使わない時はカーテンを閉めて液晶の保護するという働きもしています。
間仕切りとしても大活躍
ご覧のように、カーテンは間仕切りとしても利用できます。
カーテンの先には大容量の収納スペースが。玄関に収納があると非常に助かりますが、雑多なイメージになってしまう場合も少なくありません。
そんな時、こちらのご自宅のように「スッキリ見せる部分」と「収納部分」をあえて仕切ってしまうという方法も一つの手。
カーテンを閉めれば、スッキリとした玄関を演出することができますよ。色を白にすることで、清潔感のある空間に仕上がっています。
上品さ溢れる透け感グレー
大きな窓にカーテンとなれば、空間を占める割合がどうしても大きくなるため、重要になるのが“何色にするか”ということ。
主張の激しい色にすれば、カーテンが主役の空間にすることもできるし、周りに溶け込む色にすれば、色次第で品のある空間を演出することもできます。
こちらのご自宅は後者です。
落ち着いたスマートな色合いのグレーを選ぶことで、しっとりとした落ち着きのある空間になっています。グレーのカーテンに自然光があたる様子はきっととても美しいはず。
選ぶ色によって、空間の雰囲気はガラッと変わります。
雰囲気を裏切らない色合いを
温もりを感じる色合いと、グラデーション模様が上質な雰囲気を放つカーテン。こちらも間仕切りとして使われたカーテンです。
カーテンの先には浴室と収納が。間仕切り役のカーテンは、空間の雰囲気を損なわないおしゃれなカーテンを起用しています。
寝室に続く廊下を洗面所・浴室にするという、動線とカーテンを有効活用した素敵な一例です。
透過性のあるとろみ白カーテン
透過性ととろみ感のある白いカーテン。
実は、麻を使った手作りのカーテンなのだそう。
遮光しすぎないで、外からの光をやわらかく取り込むことができるのです。
落ち着いた色で統一されたレトロ感が素敵な屋内に、透過性のある白いカーテンが映えていますね。さりげないアクセントカラーとしての働きもしています。
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ライター/writer midori