窓。それは自然光や風、そして景色を屋内へと取り込む、家には必要不可欠な存在です。
そして大小縦横、形に用途。空間に適した窓は何通りにもなるはず。
その窓がもたらす、空間への影響はかなりのものです。
意外や意外? 奥が深い窓の世界、ちょっとのぞいていきませんか?
外の景色を享受する
壁の一角に作られたスクエア型の窓と、室内端の一面に設置した大きな窓の2種類。
どちらからも見えるのは、外でそよぐ桜の木です。
春にお花見ができる程の見事な桜を屋外から愛でることができます。
魅力的な外の景色を、ふたつの窓から取り入れる。
窓のデザインによって見え方が変わるというのもポイントです。
この窓、まるで額縁。
窓から見える風景が、写真や絵画のように見える一室。
この感覚は、窓をスクエア型のはめ込み式にしたからこそ。
もしこれが、壁一面の窓であったら印象は全く違うものになったことでしょう。窓を額縁として、風景を切り取る。
たった一枚の窓ができることの可能性は、想像以上に広がっているのかもしれませんね。
窓の上下で役割分担
2階ならではの高さと開放感が感じられるよう、大きな窓を設けました。
窓の下部は外からの視線が気にならないようにドット模様でおしゃれに目隠し。そしてドット部分に合わせ、窓下は収納スペースとしても活躍しています。
屋内からの視界は自然に窓上部へいくように設計。窓の上下で役割を上手に分担した一例です。
居心地のよい空間は、緻密な計算と設計の上に成り立っているのですね。
天空からの贈り物
広い天井に作られた天窓です。
太陽の優しく眩い光が屋内を照らす様子は、まさ空からの贈り物。
窓の向こう側にあるものがどんなもので、屋内の雰囲気も変化します。例えばそれが写真のように空ならば、自然光や月明かり、そして輝く星を映し出してくれるはず。
窓の位置、大事ですね。
外観インテリアとしても魅力的
素敵……と思わず呟かずにはいられない、モダンでおしゃれな外観です。
規則的に成立された小さなスクエア型の小窓が、外観にアクセントとオリジナリティをもたらします。
屋内から見る窓の様子も見てみたいものですね。
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2014年12月25日投稿
デザイン・設計手法
出窓
(回答数6)
ライター/writer midori