今の世の中、ライフスタイルが多様化しておりますので、住まいの考え方も本当に人それぞれです。
このサイト「feve casa(フェブカーサ)」に掲載されている写真たちの中には、リビングに突如ノッポな木が生い茂っていたり、屋根の上に芝生が青々と揺らめいたりしている住まいもチラホラ見られますが、これだけ住空間の写真が集まっているんですから、私はもう滅多なことではビックリはしません。
そんな私が最近気になる住まいのスタイル、それは「オフグリッド」。
「グリッド」は、電力会社からの送電線を意味していまして、それを「オフ」するわけなので、「電力的に完全独立した住まいをつくる」ことになります。
そうなると電力会社からの独立になりますので、自家発電のみの生活が待っています。
これが意外となんとかなるもんだ、という内容のレポートは、Googleなんかで誰かのブログを検索してみるといくつか目にすることができます。
さて、今回は「オフグリッド」な生活をシミュレーションした場合の住まいをまとめてみました。
家の消費電力を考えたときに真っ先に思いつくのが「明かり」。
その「明かり」をできるだけ自然光に頼って生活するなら、こんなお家が素敵!というものを集めています。
*掲載されている住宅は、オフグリッドの住宅ではありません。
天井から木漏れ日を浴びる
不思議な天井。
この家の天井には、異なるポリカ波板をパターン貼りして3段階の透明度を作っています。これにより、立体的で柔らかい光を室内に落とし込んでいます。
それはまるで、木々の間からユラユラと降り注ぐ、木漏れ日のようです。
緑も見えるこの空間は、自然の中そのもの。
夜になっても、明かりを付けずに月明かりで寛げそうです。
陰と陽で際立つ
影がしっかりと暗い陰になれば、少しの陽でも際立つ光を放ちます。
単なる写真、画像のはずなのに、目を細めてしまうくらい眩しく感じてしまうのは、陰と陽がくっきりと分けられているから。
たとえ半地下や普段暗くなりがちなスペースだって、こうして隙間を利用した採光をデザインすることで、そこから落ち込む光が、もういいよっていうくらいの眩い光源となります。
夜の海は、あかるいのです
暗い夜に産まれたばかりのウミガメは、光を頼りに海を目指す。
水を湛える大いなる海は、卵から孵ったばかりのウミガメのまるで灯台になるかのように、陸地よりも明るく揺らめきます。
そうなんです、夜の海って意外と明るいんです。
バスルームの大きな窓を開放的に開け放ちたいとき、ちょっと勇気がいります。
浴室の明りを消してしまえば外から中は見えにくくなりますが、今度は手元が見えにくくなってしまいます。
というわけで、バスルームの大きな窓は「海向きに!」。
月明かりを反射する母なる海が、優しい光をバスルームに運んでくれます。
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ライター/writer koagari