【都会に一軒家】。建てたい人もそうでない人も、なんとも良い響き。さぁもう1度、【都会に一軒家】!!
しかし、何にでも限りはあるもの。土地もまた然り。最近では限られた土地に住宅を建てる【狭小住宅】なるものが出現してきました。
ここで、職人たちの登場です。「限られた土地にいかに広く、いかに使い勝手の良い家を建てるか」。突きつけられたこの課題、職人の血が騒ぐってもんです。そしてさすがは匠の技。出来上がった家々はどれも狭小住宅ということを忘れさせるものばかり。
狭小ならではのアイディア満載!デメリットさえもメリットに変えた住宅の数々、ご覧入れましょう!
【狭い】がちょうどいいワークスペース
細長く伸びたテーブルと二脚の椅子。吹き抜け上の空間を有効に利用して、ワークスペースに仕上げました。
吹き抜けという構造上、一階にいるご家族とも会話が出来る幸せづくり。
そして、時としてワークスペースは、だだっ広いよりも、この位の方が、仕事や勉強がはかどるということを、きっと、ご家族と設計士は気づいていたのでしょう。
そうこれは、最も作業がはかどる「丁度良い狭さ」なのです。
広さは視覚で演出できます
外観は縦長の長方形。家の前に面した道路からは、玄関は見えません。
家の脇の細く長いアプローチを通り抜けると、どどーんとウッドデッキが広がり、大きな玄関ドアがあなたを出迎えてくれます。
ウッドデッキ、たっぷり余裕のある幅広の玄関扉、そしてダークブラウンの色合いが、玄関スペースに高級感を与えています。
玄関扉を思い切って幅広にしたことで、狭小住宅であるという感覚が一気に吹き飛びます。
夢は捨てない。やりたい事は叶える!
白で統一された外壁と、シンボルツリーの緑がとても爽やかなこちらのお宅。そして、緑はシンボルツリーだけではありませんでした。
「憧れのマイホームでやりたい事の1つ、それは家庭菜園!」しかし家の外には家庭菜園が出来るほどのスペースはありません。さてどうしましょう・・・・・・
「ならば!屋上に作ればいいじゃないの!!♡」
そんな会話を妄想しながら楽しくこちらの写真を拝見。
憧れの家庭菜園、屋上なら日当たりばっちりですね。
家主さんとデザイナーさんの柔軟な発想力と実現力で、今日も素敵な家がまた一軒。
閉めても開けたままでも
斬新ユニーク素晴らしい!!
「なにコレ!?初めて!!見たことない!!!」こう言われることって、結構嬉しい。密かに「むふふ♡」って笑いたくなる。これこそ狭小住宅の醍醐味といったところではないでしょうか。
そして、狭小住宅じゃなくても参考にしたいこのアイディア。
写真右手をご覧ください。そうです、階段です。はい、引き戸です。そうです!引き戸を閉めると、階段見えない!部屋があるように見える!素敵な錯覚。
そして引き戸を開け放つと、階段から漏れる採光が癒しの効果。さらに部屋を広く見せてくれる効果まで!
開けても閉めても、魅力的な面が満載な才能溢れる引き戸に、スタンディングオベーションです。
窓と階段を賢く活用
ウッドデッキの大きな窓から、素敵なご自宅が見えます。白に統一された部屋全体には、階段のセクションごとに、洗面所・リビング・子供部屋・寝室が用意されてあります。
そして、光がたくさんこの家へ溶け込むよう、窓が多く設置されています。きっと朝には爽やかな心地よい光が、そして夕暮れ時には優しく暖かい光が、この家を包みこむことでしょう。
窓をたくさん設置することは、採光はもちろんの事、実際の広さよりも広く見せることが出来るというメリットもあります。
夜はところどころにある間接照明のアップライト・ダウンライトが、ますます素敵な雰囲気へといざないます。時間によって姿を変える魅力的な一軒家。
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ライター/writer midori