家の中から外を眺めたときに、緑が見えるのは、とても気持がいいものです。
そして、日本には「四季」があります。
庭の木を見ながら、季節を感じることが出来たら、より豊かな暮らしが送れそうです。
今回は、家の中にいながら「秋」を感じることが出来る、シンボルツリーを配した家を見てましょう。
どこにいても見える、中庭のシンボルツリー
中庭のいいところは、家の中のどこにいても見えるところですよね。実はこちらのお宅は中庭から続くリビングも土間になっていて、内と外の境界線が曖昧で、空間の広がりを感じます。もみじはもちろん秋の色づいた葉も楽しいのですが、新緑の頃の瑞々しい緑も楽しめるので、シンボルツリーとしては最高ですね。中庭を挟んでリビングの反対側は本棚のある、書斎のようなスペース。庭の木を眺めながらのんびり読書なんて、素敵です!
坪庭というオアシス
こちらは二世帯住宅です。大谷石が配された、ギャラリーのような長い三和土を歩きながら、玄関ホールまで坪庭を楽しめます。坪庭には、いろはもみじ。お住いの町名にちなんで植えられたそうです。そんな素敵な町名があるんですね。
坪庭は中庭形式になっているので家の中の色々な場所から見られます。親世帯のリビングからも見えるので、紅葉の時期には親世帯子世帯がそろって家の中にいながら紅葉狩りパーティーを楽しめそうです。
ヤマボウシの紅葉
秋の紅葉と言えば、モミジ!と思ってしまいますが、こちらのシンボルツリーはヤマボウシ。とってもきれいに紅葉していますね。そして秋だけきれいなのではなく、初夏には白く可愛い花が咲き、なんと、秋にはマンゴーのような甘い実を付けるそうです。なんて素晴らしい木なんでしょう!
こちらも3階建ての二世帯住宅で、中庭に植えられたこのヤマボウシは、3階の屋上からも眺めることが出来て、ほんとに、家のどこにいても楽しめるように作られています。
2階のバルコニーに現れたシンボルツリー
見事にライトアップされた、シンボルツリー!あれ?ここ、バルコニーですよね。。。?そうなんです。1階の前庭に植えられた木が2階バルコニーの上まで伸びています。バルコニーの素材はグレーチングなので、ちゃんとグレーチングの間を縫って生えていますね。そして、1階の前庭からライトアップされたシルエットがとても幻想的。
家の中に木が生えているような、不思議な感覚になりませんか。
まるで一枚の絵のような窓辺の風景
玄関を開けて最初に目に飛び込んでくる風景が、こんなに素敵な絵のようなものだったら嬉しいです。コンパクトな玄関でも、工夫次第で豊かな気持ちになる空間が作れるということですよね。
春、夏、秋と、坪庭の風景を楽しんで、落葉する冬にはブラインドで楽しむというのも、また違った楽しみがあって良さそうです。小さい絵のような窓からもちゃんと四季を感じることが出来るしかけ、素晴らしいですね。
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2014年06月02日投稿
エクステリア・ガーデニング
庭について
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ライター/writer amodanca