昔からの友人から突然のプレゼント。
誕生日でも何の日でもないけれど「すごく好きそうだろう」と思って買ってくれたようですが、これがホント、自分の趣味にドンピシャでした。
「ありがとう」を言う前に、思わず「分かってるねー」と声出してしまいました。
自分の理想って意外にも、近くの友人の方が理解していたりするんです。
自分の頭の中にしかない理想の暮らし方のぼんやりしたイメージって、誰にでもありますよね。
「こんなキッチンあったらいいのに」
「ここがこういう風になってるテーブルがあれば、絶対自分が買うのに」
理想の暮らしを作るための家具、本当にピッタリくるものを探し出すことは至難の技です。
であれば、方法はただひとつ。
デザイナーと相談して、一から作っちゃえばいいんですね。
「造作家具」
それは、デザイナーの企画力と大工の技術が創り出す、世界に一つだけの、あなたの家のためだけの家具なのです。
自分色に染めてみる
たぶん、ですが、
知人を自宅に招いたときに、
このキッチンを見ると、たぶん皆さんこう言うんじゃないでしょうか。
「なにこれ!すごい!素敵!」
理想を形にできちゃうって、やっぱりすごいです。
だって、どこにもないんですよ。頭の中にしか。
6・3・3で、12年
こちらのお住まい、この部屋は二人のお子様が使用されるそうです。
9畳に、ベッド2つと机2セット、それからエトセトラエトセトラ。
というわけで、部屋の空間を最大限利用するため、ロフトベッドと机、クローゼットを部屋に合わせて造作。背中合わせで座るようです。勉強に集中できますね。
そして造作家具ならではなのが、利用シーンを想定したデザインを採用しているところ。
ご利用されるお子様達、まだまだ小さな年頃のようですが、中学、高校、はたまた大学生になったとしても愛着持って使ってもらえるよう、シンプルで落ち着いたデザインにしているようです。
そこはやはり、デザイナーの腕の見せどころです。
このL字キッチン、あたらしい
普通L字のキッチンをデザインすると、Lの内側に人が入るような構成になりますが、こちらは一味違います。
料理をする人はLの外側を使用します。
そして、楕円のテーブル。
そう、これは、建主様が希望する
「お友達が来て会話を楽しめるキッチンがいい。」
をまさにデザインで実現させたものなのです。
楕円にすることによるほどよい距離感や、L字の外を利用することによる使用者同士の動線の整理など、既製のものでは非常に難しいデザインを形にしています。
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ライター/writer koagari