一戸建ての家を建てると決まった時、まず一番初めに考えること。それは「どの位の土地を確保出来るか」ということ。昔は財産があればあるだけ土地を買う事が出来ました。しかし時代は流れ、都内や人気のある土地は、空きのある土地自体が減少傾向にあります。土地がなければ、いくらお金があっても広い敷地は買えません。
そしてさすがは臨機応変という能力がある動物、人間!【土地がなければ、縦を利用すれば良いのでは!?】という発想のもと、近年では高さを利用した3階建て住宅が注目され始めています。
高さの制限などもありますが、制限を逆に利用したお宅も沢山。
これからの時代、3階建て住宅は要チェックです。
良い雰囲気を醸し出す、LDKの階段
家を3階建て住宅にしようと決めた時、何を何階部分にするのかが迷いどころ。家族と、建築家さんと大工さんと。各フロアの内容を、あーでもない、こーでもない、と相談した思い出は、とても大切な記憶となることでしょう。
こちらのお宅は、2階部分にLDKを持ってきました。階段を挟んで右側にリビングを、左側にオープンキッチンとダイイングスペースを。
料理を作りながら見る事の出来る、階段を上り下りする人の流れ。それは例えば「お腹すいたー。」だったり、「おやすみなさい」だったり。
色々な幸せの風景の一コマが想像できる、広々としたLDKです。
3階からの、優雅な眺め
3階建て住宅の一つの特徴として、【吹き抜けにされるお宅が多い】というのが挙げられます。吹き抜けにすることで、実際よりも空間を広く見せることが出来るメリットがあるので、3階建て住宅と、非常に相性が良いのです。
写真は、3階部分から下を眺めた際の景色。1階毎に分けるよりも、はるかに広く、開放感のある出来上がりです。
この高さのある空間は、3階建てだからこそ。
3階部分にバスルーム
3階部分にバスルームって、なかなか魅力的だと思うのはきっと自分だけではないはず。デッキに面したバスルーム、浴槽からは外の景色も拝めます。マンションやアパートでは3階のバスルームでも特別感はありません。
しかしここは一戸建ての、3階建て住宅。3階建てという特徴を活かして、高い部分にバスルームを設置したら、そこには【特別感】という優越感たっぷりのご褒美バスルームが!
少し高めの視界を堪能できるバスルームで、一日の疲れを気持ち良く、洗い流してくれそうです。
空へとのびる、三階建て住宅
空を目指すような外観をした、地下1階、地上3階建ての住宅。
この土地、実は狭小傾斜変形敷地。それでも家の中は、外観からの想像を遥かに超えるほどの明るく、開放的な空間が広がっています。窓がたくさん設置されたLDKは、パノラマで景色を見る事が出来る、狭小を感じさせない造りになっています。
そして外観も、どこか幻想的で、家の前を歩く人を立ち止まらせる、不思議な魅力を持っています。
これこそ、デメリットをメリットに変える、職人の匠の技と言えるでしょう。
関連まめ知識
関連Q&A
2015年04月27日投稿
構造
地下のある家
(回答数5)
ライター/writer midori