さりげなさが秀逸!ホームエレベーターのある住まい

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長く住む家だから、将来のことを考えて、ホームエレベーターの設置を検討される方もおられると思います。また、リビングからの眺めを重視し、「2階にリビングを配置したいけれども、日々の買い物の荷物などを持って上がるのが心配」ということから、検討される方もおられるかもしれません。
少し、ハードルが高い設備に思えるホームエレベータですが、実際に活用されている事例をみれば、現実的な選択肢であることがわかります。今回は、デザイン的にすっきりしていて部屋に馴染んでいる事例をご紹介します。

お部屋に溶け込む白いエレベーター

濃いめのフローリングと白基調の天井・壁のコントラストが美しい住まいです。白のスタイリッシュなホームエレベーターが、リビングに設置されています。機械的な感じのしない色合いで、お部屋にとても馴染んでいますね。
車椅子での生活を想定して、バリアフリーを実現する場合には、階段の上り下りについても配慮が必要になってきます。ただ、そのような場合で無くても、日常生活でホームエレベーターがあることで、重たいものを家に持って帰ってきた時でも、少し気持ちが楽な気がします。

エレベーターが玄関ドアと兼用になった建物

敷地の狭い立地に建てられた7階建の建物です。1フロアごとの居室を最大限に確保するために、玄関のドアとエレベーターのドアが兼用になっています。エレベーターは一階ごとに個別制御されているので、間違えて、別の階を押してしまって人の家に入ってしまうということはないようです。
マンションなどの建物でも、エレベーターがあると平屋と同様に全ての階で玄関までは、バリアフリーになりますね。またこちらも、デザインが一見エレベーターとわからないぐらい、スタリッシュなものになっていて、完全にお部屋に溶け込んでいます。白基調の明るい居室に馴染んでいますね。

玄関にある使い勝手の良いホームエレベーター

玄関入ってすぐにホームエレベーターあります。広めの玄関なので、多少の荷物があっても、快適にエレベーターを使うことができそうです。玄関からホームエレベーターまでの動線はとても大切ですね。このようなストレスを感じにくい配置は、心理的なバリアフリーにもつながります。
落ちついたアイボリーの色は、和風な玄関の色合いにも馴染んでいます。また、見るだけでホームエレベーターとわかるデザインは、わかりやすくて安心しますね。ボタンもシンプルで押しやすそうで、毎日の生活にとっても活躍しそうです。

スキップフロアをつなぐホームエレベーター

階段横に設置された、すっきりとした印象のホームエレベーターです。 白い壁と色合いが揃えられていて、ワイルドな質感の杉無垢フローリングとアイアンの階段との相性も良く、とても馴染んでいますね。
このホームエレベーターは、リビングと直結しており、リビング階段ならぬ、リビングエレベーターで日常で家族の顔が見える間取りに。また、エレベーターがあれば、スキップフロア構成の建物でもバリアフリーを実現できますね。

住宅と仕事場をつなぐホームエレベーター

住宅と仕事場が一体となった、地上3階、地下2階の建物です。白黒のコントラストで統一された空間は、斜めに貼られた白黒のタイル柄の床がモダンな空間を演出しています。住宅と仕事場が同じ建物内にあると、気持ちの切り替えができる何かがほしくなる時もあると思います。そんな時には、エレベーターが、空間の区切りとなって、気持ちの切り替えもできるかもしれません。
エレベーターは階段と比較し、バリアフリーという部分が一番のメリットですが、階段よりも音などが伝わりにくいことから、空間を区切る効果もあると言えるかもしれません。
ホームエレベーターは、階段での上り下りが難しい場合や、重たい荷物の上げ下げ時に非常に助かる設備です。ただ、設置にはそれなりのコストも必要ですし、定期点検や維持費も発生します。そこで、一つの考え方として、設計段階で、将来設置できるように、空間を確保しておき、設置するまではそのスペースを収納などに利用しておくという方法もあります。
最近では、ローコスト、省スペースで設置できるものも登場し、バリエーションも豊富になってきていますので、将来必要かもしれないと感じる場合には、一度設置の検討だけでもしてみるのもいいかもしれませんね。

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2014年07月16日投稿 リフォーム・増改築 介護の為の家 (回答数4)
ライター/writer hotagos