マンション・アパートから夢の一戸建てへ引っ越す時、一番感動するのが、二階へと続く階段のある風景ではないでしょうか。階段の設計を考える時、一番に考えたいのが『安全性』。近年は手摺を排除したミニマルなデザインも増えてきていますが、先々の事を考えれば、手摺をつけておいてまず損はありません。せっかく建てる家だから、人とはちょっと違った個性のある空間を作りたい。そんなあたなにお勧めな、手摺から見る階段のデザインをまとめてみました。
まるで空中に浮いているかのようなアートな階段
一番最初にご紹介するのは、無駄な物をいっさい排除した、まるでミニマルアートの作品のようなコチラの階段。その一段、一段が、壁から飛び出し、空中を漂っているかのようなデザインがひと際目を引きます。
シンプルでありながら且つ、機能性も忘れず、安全な手摺が階段と一体化した形で取り付けられています。
空間全体の雰囲気を壊す事無く、見事に調和しながら主張する美しいデザインは、つい真似してみたくなりますね。
黒い空間をより引き立たせる階段
黒い階段の紹介の中、あえてコチラは『黒い空間の中に浮かび上がる白い階段』を選んでみました。シックな色合いを基調とする空間に、さらっとそよ風が吹き込むかのような明るい色合いの木の階段。手摺も階段と同じ明るめの木の素材で統一されています。
色の引き算が、ソリッドなイメージを一瞬で柔らかく削ぎ落とし、安らぎを与えてくれます。
それぞれの色を引き立たせる、陰と陽のバランスをうまく取り入れたとても良い例ですね。
絶妙な曲線美が美しいアイアンの黒が際立つ螺旋階段
なんとも絶妙な曲線を描いた、他には無いデザインのこちらの螺旋階段。手摺の素材には、人気のアイアンを使用しています。
白を基調とした空間をグっと引き締めるこの濃厚な黒は、木の素材と合わせる事で、どことなくアンティークさを感じさせ、一段と落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すことが出来ます。
一目置く、美しい造形的なデザインはぜひ取り入れてみたいですね。
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ライター/writer Uonome