暮らしに変化を!フローリングと階段が融合した「スキップフロア」

お気に入りをクリップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
限られたスペースを少しでも広く見せたい。そんな悩みを解決してくれる、階段で造るちょっと斬新な「スキップフロア」というアイディアをご紹介致します。
簡単に説明すると、それぞれの個室を壁やドアで仕切る代わりに、移動以外の機能も併せ持った階段スペースで、床の高さを縦にのばして複数の空間を作った、大きなワンルームのような家、といったイメージです。
収納場所の確保だけではなく、空間に様々なスペースと、楽しい変化が生まれます。

階段の作り方を工夫した、吹き抜けが気持ちいい家

高い天井が広々とした開放感を感じさせるこちらの住宅。
リビングのフローリングから直接繋がる階段は、いきなり段が始まるのではなく、その一段目を端から端まで窓際も含めて横に広くとる事で、ほっこりベンチスペースの出来上がり。
天気のいい日に窓辺に座って、ひなたぼっこしながら読書したり、みんなで横に一列に並んで座って、お茶したり。色々な使い方ができそうですね。
ちょっとした工夫が、心地いいリラックス空間を作り出しています。

フローリングの一部がそのまま階段になった、アイディアいっぱいの空間

フローリングが延びてそのまま階段へ変化した、こちらのデザイン。
半階上がった子供部屋に繋がる通路には、段の一部をそのまま机に仕立てた、デスクスペースが。
お子様の勉強机として、大人の読書スペースとして。様々な活用法が期待できます。
階段にはちょっとした収納ラックをはめ込んだり、ベンチとしてコーヒータイムにも使えそうな、様々な工夫が凝らされていますね。
家族がいつも集まる階段、ちょっと素敵だと思いませんか?

ダイナミックな階段式フロアで、新しいコミュニティ空間を

リビングとダイニングキッチンを大階段でつなげた、斬新なこちらの住宅。
階段の一段一段の幅が広く造られていますので、移動スペースとしての機能だけではなく、ベンチのようにちょっと腰かけて休憩したり、家族で集まって談笑したりなんかもできる、コミュニティースペースとしての役割も果たしています。
段差を利用して、シアタースペースとしても活用されていたりと、人が集う個性あふれる空間が生まれました。
いかがでしたか?階段でありながら、フローリングの役割を残しつつ、変化のある空間が作れるスキップフロア。
段差によって確立した空間を作る事で、プライバシーは保ちつつ、それぞれの空間が壁で区切られていないため、適度なつながりが生まれます。
いつも家族の気配を感じていられる、こんな創造的な家で成長した子供は、のびのびと感性豊かな大人に育ちそうですね。

関連まめ知識

関連Q&A

ライター/writer Uonome