内階段や外階段・・・ 住宅の機能性や印象を左右するこだわりの階段セレクション

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住宅にある階段は、本来下階と上階を往来するためだけに使われるものですが、現代住宅においては、階段を利用して他の利点を生み出すことを目的として備え付けられることもよくありますよね。例えば、収納スペースや採光を確保するために少し変わった構造にしたり、デザインにこだわってみたり。

以下では、こだわりを持って作られた多彩な階段をご紹介していきます。

2階の採光を1階まで。光のためのらせん階段

2階で取り入れた採光を1階により多く届かせるために設計されたらせん階段です。2階の大きな窓から光がたっぷりと降り注いでいますね。1階にも掃き出し窓が取り付けてあるので、家全体が明るくなっています。
また、降りてすぐにダイニングキッチンになっているので、忙しい朝でも2階の寝室から降りてすぐに朝食をとることができそうです。

手摺壁をうまく利用した収納スペース

階段ホールの手摺壁をうまく利用して本棚にしています。
余分なスペースを作らないよう綿密に計算して設計された住宅はすっきりと片付き、家を訪れた人はスマートで洗練された印象を受けるでしょう。
階段部の採光も良いので、暗くなりがちな階段やその下の廊下も明るくなりますね。
ナチュラルな質感の木材を活かした家全体の雰囲気も素敵です。

棚板を使用したスタイリッシュでクールな外階段

住宅の外観と同じく白をメインにまとめられた2階外部階段です。
メッシュの棚板を使用しているため、晴れた日には光が階段を通り抜けて下にきれいに並びます。

この階段が設置してあるバルコニーは日当たりが良さそうなので天気がいい日にはここでくつろぐこともできそうですね。
住宅の中も白を基調として仕上げてあり、住宅全体がスタイリッシュでクールな印象です。
いかがでしたか?
個性的なデザインを採用したり、効果的な機能を持たせることで階段は一気に強烈な存在感を放ち始めます。現代住宅において階段がいかに重要な役割を担っているかがわかりますよね。
上で紹介した階段を見ていると「ただ下階と上階を行き来するために使うだけではもったいない」、「階段を可能な限り利用しなければ」、住宅デザイナーのそういった気概を感じることができるような気がします。
皆さんもこれからもっと階段に注目して家選びや設計を行うと新たな発見があるかもしれませんよ!

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ライター/writer 肥後太郎