しばしば家の顔とも比喩される場所。その場所なしには家という存在しないといっても過言ではありません。それは外と中をつなぐ空間である玄関です。玄関を外から見たときに、その扉はどのようなものでしょうか。
玄関扉によって、その家の雰囲気は大きく変わります。和風の家には和風の扉が、洋風の家ならそれに見合った玄関扉があるはずです。
玄関扉ひとつで変わる家の顔、例えばどんなものがあってどんな風に違うのか、いくつかの家を見ながら紹介していきます!
木の素材が美しい!耐火が施された木製の玄関扉
古くから日本の家には木がメインで作られています。大地に根付く大木を利用して作られた家は威厳すら感じさせられるのでないでしょうか。
防火地域内に建てられたこの家は木で作られています。外壁はもちろん、玄関扉も木で設計されておりその統一美しいものがあります。
木でできているがゆえに、耐火措置が施されている外壁や玄関扉。デザインの美しさだけでなく、生活で起こりうるリスクにもちゃんと対応できるようになっています。
際立つ色使い!暗めのトーンで存在感のある扉
先程同様、こちらも木で作られた玄関扉。しかし先程のように薄めの色で明るい印象とは反対で、暗めのトーンでダークな色使いの玄関扉です。色使いが違うだけで、こんなにも存在感が違うことがおわかりいただけるでしょうか。
暗めの色にすることによって重厚感を演出することができ、まわりの壁が白で作られているこのお家の場合玄関扉とのコントラストで存在感も演出しています。
木製というだけでも、素材や色が違うだけでこんなにも印象が変わります。
まさに欧風!青と白が織りなす絶妙なバランス
パッと見てどこかヨーロッパを思い出す、そんなこちらの玄関扉。白い空間のなかにひときわ目立つ青の玄関扉が印象的です。
人間の視覚は、赤いものは実際よりも近く見え青はそのものが実際よりも遠くにあるように見えます。
こちらのように青色を使うことによって、玄関に奥行きがあるような広い印象を与えます。また空間全体を統一しないことで締まりを演出しています。
さわやかな白に真っ青な組み合わせは開放感を感じることができるのもポイントです。
まるで豪邸!?階段の上にあるのは玄関扉
まるで大スターが住んでいそうなこのお家。映画の中に出てきそうな建物の中で、存在感を放っているのが玄関に続く階段の道。
壁に囲まれて作られた階段をあがると白くて美しい高級感あふれる玄関扉が待っています。
周りのレンガ調の壁とは一転、窓ガラスが取り付けられている玄関扉はつい開いて中に入りたくなりそうです。
玄関までの道を狭くして制限することでその存在価値を高め、上品でクラシカルな印象を与えてくれるかもしれません。
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2014年09月05日投稿
住宅設計
格子戸
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ライター/writer らいおんパパ