人間は人生の3分の1を寝て過ごすと言われています。
また、寝ている間に人間は成長ホルモンを分泌し、その成長ホルモンによって疲労回復、脂肪燃焼、美肌効果など、活発に動く昼間に向けて自分でも気がつかないうちに体の準備を整えているのです。
こうした人生のうちの「長い準備時間」を過ごす寝室だからこそ、内装のデザインにはこだわっていきたいですよね。
今回は寝室のオシャレな内装デザインについてお話しします。
扉を作らない!空間が続くウォークインクローゼット
寝室にはクローゼットがつきもの。中でも広々としたウォークインクローゼットは女性を中心に憧れの内装です。
こちらの主寝室はウォークインクローゼットに扉を設けず、あえて寝室とつながった空間にすることで、圧迫感のない広々とした印象を持たせています。その時の気分によって仕切りを作ったり作らなかったりという選択ができ、「見せる収納」としても活躍しそうですね。
扉をつけると、どうしても物を詰め込んで閉めておく、という使い方になりがちですが、このようにウォークインクローゼットを開放的にすることで、日々の整理整頓にも役立ちそうです。
丸い窓で可愛らしい寝室を演出
こちらの寝室は窓を丸く作り、可愛らしい印象を持たせています。また、丸い窓のある壁を緑色にすることで、茶道の茶室を思い出させるような内装になっています。
鎮静色のひとつである緑色はリラックスカラーとも呼ばれ、副交換神経に働きかけ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促してくれます。
人間は五感の情報のうち8割を視覚からの情報に頼っています。その為、特にこうした鎮静色を寝室の内装に取り入れることで、効果的な睡眠を得ることができるのです。
この部屋の場合、寝具にも緑色を取り入れていて、更なるリラックス効果が期待できそうです。
全体のデザインにも統一感が出ていますね。
木調の壁と天井でリラックス。木に囲まれて眠る寝室
こちらの寝室は、吹き抜けの寝室の内装に無垢の木を使用しています。
まるでログハウスの中の様な寝室で、リラックスして眠りにつけそうです。
また、無垢の木材は年月とともに色が変わってくるのも楽しみのひとつ。段々変化していく壁の色を眺めながら眠りにつくのも、こうした木調内装の魅力です。
窓を高い位置に設置して光を調節する
寝室の窓というと、ベランダに続くことのできる足元から天井まである大きなドアのような窓が一般的ですが、こちらの寝室ではハイサイド窓のみを設置し、寝室に入る光を抑えています。
こうしたハイサイド窓からは青空や夜空を満喫することができ、朝日も部屋全体にまぶしく入るのではなく、天井から包み込まれるように入ってきます。
室内が暗くなりすぎないよう壁側に間接照明も設置し、内装として機能的であるだけでなく、全体的にオシャレなデザインの寝室になっています。
寝室にハイサイド窓を設置することによって、プライバシーも守ることができます。
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2015年04月18日投稿
デザイン・設計手法
白い色と木調
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ライター/writer Megum