「バリアフリー」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。言葉の定義としては「社会的弱者のために具体的な障壁等を取り除いた事物及び状態」とあります。最近ではこの定義も広く浸透し、変化するライフスタイルを見据えバリアフリー空間を導入する家も増えて来ています。ここでは、新しく家を建てる方はもちろん、リノベーションなどの参考にもなる「家族が暮らしやすいバリアフリー空間」をご紹介します!
家族が集まる場所だからこそ安全面を考慮して
こちらの家は、リビング・ダイニング・キッチンと家族が集まる場所を一面フラットにしたバリアフリー空間を採用しています。足もとのフラット設計は車いすを使用する方や高齢者はもちろん、小さな子どもがいる場合でも安心できる設計となっています。将来的に変化するライフスタイルにも対応した空間設計となっていますが、これだけフラットで広々とした空間であれば、子どもを伸び伸びと安心して遊ばせることもできますね。
バリアフリー空間を生かして。広く、使いやすく。
清潔感と明るさ、そして広さも感じられるこちらのトイレ。車椅子でも余裕をもって入室することができる設計となっています。立ち上がり動作に不安のある方や、歩行が不安定な方には「手すり」の有効活用がおすすめです。こちらのトイレにある手すりは、片手でラクに上げ下げできる手すりで、既存のトイレにも設置可能なタイプなのでおすすめです。今現在使っているトイレを簡単にバリアフリー化することができますね。
モダンな空間は和室から。フラット設計で足もと安心。
日本の家によく見られる和室。普段から客間として使用したり、リビングと合わせて使用したりとその使い方は様々ですが、段差があると少し使いづらく感じることもありますよね。そんなときは思い切って和室もバリアフリー化してみましょう。そうすることで空間に一体感を持たせることができます。さらに間仕切りを設置することで、急な来客時などにはプライバシーの確保が可能です。安心して和室で寛いでもらうことができますね。
緑を置いた癒しの空間もフラットに。
リラックスと癒しの効果があると言われている「緑」を配置したテラス・バルコニー。こちらも足もとをフラットにし、バリアフリー効果が期待できる空間となっています。車いすや杖を使用している方でも、心おきなく容易に緑に囲まれた癒しの空間を愉しむことができます。天気のいい日には開放して過ごしたり、ちょっとしたティータイムを過ごしたりと、どんな方でも愉しむことができるテラス・バルコニーはとても魅力的ですね。
関連まめ知識
関連Q&A
2014年07月16日投稿
リフォーム・増改築
介護の為の家
(回答数4)
ライター/writer hariko_t