家は生まれ変わることが出来るのです。時間とともに、暮らす人間の環境は少しずつ変化していきます。その変化に応じて、家を生まれ変わらせること。それを言葉に当てはめてみると、それらは【リフォーム】や【リノベーション】と言われます。そして、その中に、手作りの心地よさが実感できる【DIY】というジャンルが入ってくることも。
家本来の良さはそのままに、その時の需要や生活リズムに合わせて生まれ変わった住まい。そう、家だって、はたまた自分だって、生まれ変わることは、出来るのです。
リフォームからリノベーションを経て
リフォームとリノベーションの違いってそもそも何なんでしょう?工事の規模の面から言うと、比較的小規模な工事は【リフォーム】。大規模な工事は【リノベーション】に分類されます。
例えばリフォームの工事は、設備の修繕や変更、和室から洋室への変更、壁紙の張り替えなど。リノベーションの工事は、間取り、排水管、換気設備の変更など全体的な工事のことを指します。
また、リノベーションには、【家族構成やライフスタイルの変化に合わせ、住まいをつくり変え、価値を向上させること】という理念があります。
写真のお宅は、間取りは変えずに和室から洋室へ・キッチン移動するなどのリフォームをしたあと、環境変化に合わせてリノベーションを行ったお宅です。リフォーム後も風の抜けが悪かったお宅。思い切ってリノベーションに踏み切りました。
間取りを広くとり、優しい光と心地よい風が通り抜けるようにした結果、居心地抜群の家となって生まれ変わりました。
壁は自らDIY!
この素敵な家に暮らす住人の方は、美大出身のアーティスト。実はこの壁、その住人の方がDIYで塗られました。
壁は、白の漆喰。家具や床のブラウンとほどよく溶け合い、ノスタルジックな空間が出来上がりました。
DIYの魅力は、コストダウンもさることながら、自分の家作りに参加できるという【充実感】と、湧き上がる家への【愛情】が生まれることなのかもしれません。
パーテーションの有能ぶりに感動
マンションをリフォームしたお宅の写真。とても広々としたLDKは、ゆっくりとリラックス出来そうな空間です。
パーテーションとして、テレビ台として、2役をこなす木の板が良いアクセントになっています。
パーテーションの奥は、ワークスペース。ゆったりとした雰囲気を壊さないよう、リビングからは見えない工夫を施しました。
ペットとの暮らしに合わせた、新しい住まい
家族は人間だけではありません。一緒に暮らすペットだって、家族同然なのです。同然というか、家族。家族なんです。
人間だけではなく、家族の一員であるペットにとっても、暮らしやすいようにと考えぬいたリフォームが、こちらのお宅です。
こちらのお宅では、犬を飼われています。犬が走りまわっても大丈夫なように、しきりと段差を一切なくしました。これなら元気に室内も動くことが出来ます。
機能面だけではなく、部屋全体はモダンな雰囲気に統一されていて、人間にとっても居心地の良い空間です。一緒に住む人間もペットも心地の良い空間。互いにとってのベストハウスが誕生しました。
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ライター/writer midori