断熱を制する者は、快適空間を制す！断熱性能に優れた、デザイン力の高い空間

いくらデザインがカッコいい家でも、冬寒く、夏暑い家では、ちょっと困りますね。そして毎日の暮らしやすさは、断熱性能の良しあしに大きく関わってきます。断熱性能が優れていれば、空間の自由度はもっと広がります。
今回は断熱性能に優れた、しかもデザイン力の高い空間を見ていきましょう。

「男のラフな住まい」がコンセプトのこのお宅。断熱性能は長期優良住宅仕様です。
ガレージから玄関趣味室までが土間で繋がったこの空間はまさに男の夢の住まいと言えそうです。
床は杉の３cm厚の無垢板を、断熱土間は日射と冷気の蓄熱材としてうまく働かせているそうですが、デザイン的にもしっくりきますね。

戸建ての改修工事を行ったこのお宅。構造補強の為に本棚と構造壁が一体になった物を追加したそうですが、壁の仕上げに左官材を使用しています。
左官材は日本に古くからある建築材料ですが、断熱、吸湿など、その性能は高いものがあります。

中庭に面してLDK,和室、洋室と配置されていますが、全ての部屋に独立した間仕切り壁が設置されていません。全ての壁の上部に少し空間が開いていてある意味全てが一体空間です。ですが、十分な断熱を計画し　必要に応じた空調を行う事で、住宅の間取りはもっと自由になる！という実例ですね。

素敵な実例を見て頂きましたが、全て断熱性能は十分に考えられて作られた空間でした。
断熱性能とひとくちに言ってもその方法は様々です。
自分たちの暮らし方や、家づくりへの考え方を確認しながら、是非この機会にプロの建築家に、デザインのことだけではなく、断熱のことも相談してみませんか？