美味しい料理と弾む会話、楽しくなれるキッチン4選

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美味しい料理が生み出される大切な場、キッチン。
働く場でもあり、家族と語らう場でもあるから、
家づくりの中でも、じっくりと考えたい場所のひとつです。
整理整頓されたキッチンツールや厳選された器、小粋な調味料入れ……。
料理の腕前はキッチンを見れば一目瞭然です。
美しい収納、ダイニングテーブルを兼ねたキッチンカウンターなど、
参考にしたいキッチンの実例を見ていきましょう。

大きな木の天板でつくる、キッチン+テーブル

キッチンカウンターの木の天板は、4・5m。そこにコンロを設え、シンクを落とし入れました。その板の延長上はダイニングテーブルにーー。つくる場と食べる場が一枚の板でつながり、家族みんなが自然と集まります。
ぬくもりのある木の天板と対照的に、ステンレスのレンジフードやキッチンツールを下げるフレームが空間を引き締めます。温かみのある雰囲気でありながら、プロの厨房のような、使い勝手のよいキッチンです。

シンプルで使いやすい、オープン収納

毎日使うキッチンは、あくまでもシンプルに使いやすく。そして、家族の誰もが楽しくいられるような場所にしたいという願いをかたちにしました。
木のキッチンは、システムキッチンにはない味わいがあります。オーダーメイドなので、手持ちの鍋や皿の大きさに合わせて棚や可動式の収納にきれいに収めることもできます。
見せる収納にすることで、効率良く料理ができ、掃除もしやすいです。 

さまざまな素材を組み合わせ、パリのアパルトマン風に

グリーンに塗られた印象的な壁。そしてキッチンカウンターの下に収まったドラム式洗濯機。まるで外国映画のワンシーンに出てきそうなキッチンです。
それもそのはず、この家はパリのアパルトマンをイメージしてデザインされているのです。
シンクは手前のブロックを使用したカウンターに設置。さまざまな素材を組み合わせつつも、統一感があり、楽しげな暮らしぶりが伝わるキッチンです。

雑多なものも整然と収める、バランスの妙

見せる部分と見せない部分、足す部分と引く部分をバランス良く考えたキッチンです。大きな鍋やごみ箱もカウンターの下にきれいに収まっています。
目の前が窓というのも、理想のキッチンのひとつ。窓外を楽しみながらキッチンに立つ。布巾を干す、ハーブを育てるなど、多様に使えます。
右の壁の空間を生かして造り付けた棚があることで、料理道具や器も美しく収めることができます。
キッチンの良し悪しは収納で決まると言っても過言ではありません。
美しく片付いたキッチンなら、毎日ちゃんとしたごはんをつくりたくなるもの。
そして、料理道具や調味料の出し入れひとつで、料理の腕も変わります。
美味しい香りが漂うキッチンには、自然と家族が集まってきます。
だから、居心地が良くて楽しい時間が生まれるキッチンをつくりたいものですね。

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ライター/writer 西岡