出会いは一期一会、全てが一点物。アンティーク・ヴィンテージ家具と暮らす家

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「アンティーク」と「ヴィンテージ」の違いをご存じでしょうか?「アンティーク」は作られてから100年以上たつもの。「ヴィンテージ」は20〜30年以上、100年未満のものとすることが多いようです。(諸説あります)アンティーク・ヴィンテージ家具との出会いは一期一会、全てが一点物。私達よりも長い時間を過ごしてきた古い物を織り交ぜて暮らしてみませんか?そんな雰囲気の漂うおうちをご紹介します。

お気に入りの一脚が主役の玄関

お部屋の雰囲気を左右する、デコラティブな椅子をシンプルなスペースに置くのはいかがでしょう?あえて一脚だけを、真っ白でナチュラルな玄関に置く事ですっきりと映えることでしょう。ブーツやストラップ付きのサンダルを履く際の椅子としての実用性はもちろん、オブジェとしても存在感がありますね。リースや傘立ても雰囲気作りに一役買って、玄関を開けたお客様が驚くような、センスの良さを感じさせる空間が広がります。

英国の邸宅を感じさせるベッドルーム

英国ではアンティーク・ヴィンテージの存在は、家具や食器、ファッションアイテム等を扱うマーケット(市場)が定期的に催される程、暮らしの中に溶け込んでいます。そんな英国のB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)と呼ばれる、昔の邸宅を改造したホテルの一室のようなベッドルーム。古い家具によく合う、上品な薄いグリーンの壁と白い扉。壁の色ってこんなにお部屋の雰囲気を変えるのですね・・・。こんな落ち着いた空間なら、リラックスして気持ちのよい眠りにつけそうですね。

タイルと壁飾りで作るシックな雰囲気のトイレ

アンティーク・ヴィンテージショップで鏡同様多く取り扱われているのが、タオル掛けや帽子掛けなど壁を彩る壁飾り類。素敵な一品に出会ってしまうと、小さい分、保管がし易いから・・・と自分に言い訳をして、つい購入したくなってしまいます。いつか使える日が来る・・・と大切にしているフックを主役級に活躍させたら、こんなトイレに!ネイビーのタイルに映えるゴールドのお馬さんも、年を経てまた活躍できると、誇らしげな顔をしているように思えます。

和と洋が共存する魅力ある空間

レトロな和風の住宅にもアンティーク・ヴィンテージ家具は良く合います。築90年の古民家をリノベーションしたというこの喫茶店のように、引き戸の和と英国家具を合わせるというのはいかがでしょうか?また、狭い日本の住宅事情にも英国の古い家具はおすすめです。例えば、ドロップリーフテーブルやバタフライテーブルは、普段は小さくたたんで使用し、お客様があるときには広げ、空間を有効活用することができます。

本物のアンティーク扉がある玄関

広いスペースのあるお店でしか取り扱いのないアンティークの扉。アンティーク・ヴィンテージ好きなら間違いなく憧れるのが、実際の家の玄関にその扉を使う事。こちらのお宅はその夢を実現しています。南仏で実際に使われていたアンティークの扉がある玄関。横に置かれたベンチと共に、フランスの雰囲気が溢れます。この扉の向こうにはどんなお部屋があるのか、わくわくしてきますね。
ヴィンテージショップで販売されている家具達の中にはメンテナンスを受け、実用に充分耐えられるコンディションのものが多くあります。大切に使う事で、私たちがアンティークに育て上げることができるというところも、楽しみになるかもしれませんね。

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ライター/writer すみれ