二世帯住宅という言葉がないほど、自分の祖父母と暮らすことが当然だった時代がありました。時は流れて平成の世。核家族世帯が増えたと同時に、「二世帯住宅」という言葉が生まれました。ただし、二世帯同居が当たり前だった頃の二世帯住宅と現在とは、家の造りが少々異なってきている模様。
それぞれの人権を尊重しつつ、お互いに気持ち良く暮らせるようなデザインが多く見受けられます。
開放的な造りが魅力です
中と外が断続的に続く造りになっていて、まるでどこまでも室内かのような、はたまたどこまでもウッドテラスのような、どの位置にたっても開放的な気分にさせてくれる住宅です。その分、実際の面積よりも広々とした印象になる効果も。
こちらは1階が子世帯、2階が親世帯になっています。子世帯の1階は洋風に、親世帯の2階は和風の落ち着いた雰囲気にと、世代に合わせた暮らしやすさを取り込みました。
長期優良住宅で長く快適な住まいを
玄関を2つ設置した、完全分離型の2世帯住宅です。「2世帯はちょっと…」と思う方でも、この構造なら考えてみようかなと思えそうです。1階部分を親世帯、2階部分を子世帯の造りにしました。
そしてこちらの住宅は、夏涼しく冬暖かい、長期優良認定住宅でもあります。断熱性に優れ、また屋根には空気集熱性のソーラーシステムを設置しています。
安心して長く住めるという信頼感は、毎日住む場所だからこそ、なくてはならないものですよね。
大人になったって、二人で一つ。
こちらの二世帯住宅は、親世帯子世帯の二世帯住宅ではなく、双子の兄弟の二世帯住宅。双子家族で二世帯って、ロマンと羨ましさが溢れてくるような、憧れを持ってみてしまいます。
それぞれ双子の家族には、子供もそれぞれ2人ずつ。住居と仕事場を兼ね備えた住居の玄関は、いつでも開け放たれているのでしょう。
大人になって、それぞれの家族を持ってもこんな風に仲良く暮らせるのは、やはり双子という奇跡が理由の一部にあるような気がしてなりません。なんとも素敵な二世帯住宅です。
真ん中の中庭には、シンボルツリー
写真右手がリビング、写真左手が親の暮らす和室。それぞれの暮らしがスムーズにいくような工夫が色々施された住宅です。
リビングと和室の間に中庭を介すことで、そこに適度な距離感が生まれ、互いに必要以上に気を使うことなく、快適に過ごすことが出来るようになっています。また、床の高さを揃えることでバリアフリーにも適応しています。
どうしても生活リズムが違ってきたりするのが二世帯住宅の難しい点ですが、この中庭が解決してくれる上に、シンボルツリーという自然の恵みで、リラックス効果までも与えてくれそうです。
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ライター/writer midori