「都会に一軒家」、憧れのフレーズですよね。
都心で手の届く範囲の土地となると50平米以下の狭小地ばかり…と嘆いているあなた。
狭さはアイデア次第で克服可能。
狭小住宅ならではの間取りや空間演出によって、狭さを感じない居心地のいい家は作れます。
ここでは、そんなアイデアを実践している、住みやすさと開放感たっぷりの事例をご紹介します!
ヒント1:スケルトンの階段で圧迫感を減らす
リビングの横幅が狭いので、階段を設置するとどうしても圧迫感が出てしまう…。
そんな間口が狭い狭小住宅では、階段は踏込板がないスケルトンタイプに。
これにより光が十分に取り入れられて、階段の存在感も限りなく消すことができるのです。
リビングの壁もなくし、無垢材の柱のみにすることで、ますます開放感が増しています。
ヒント2:吹き抜けで、とにかく光を取り入れる
「ただでさえ面積がとれない狭小住宅で、吹き抜けを作るなんてもったいない」?
いえいえ、実は狭小住宅にこそ吹き抜けがおすすめ。
隣家との間隔が取れず十分な明るさが確保しにくい狭小住宅では、吹き抜けから光を取り入れることが大切です。
天井を高くして縦方向への広がりを出すことで、実際よりも広く見えるという視覚効果もあり。
写真の住宅は、土地面積7坪という超狭小住宅ですが、吹き抜けを作ることで、こんなにも明るく開放感のある空間に。
ヒント3:お風呂やキッチンにはスペースを割く
こちらのバスルームも、上の写真と同じく7坪の超狭小住宅のもの。
建物面積を考えればかなりゆったりとスペースを取り、さらに外光をうまく取り入れることで、明るく広々と見せる工夫をしています。
「小さい家だから」「リビングや寝室にスペースを取りたいから」と、キッチンやお風呂をないがしろにすると、家全体の住み心地が悪くなってしまいがち。
水場は、生活する上でなくてはならない大切な場所。
なるべく明るく、十分なスペースをとるのがおすすめです。
ヒント4:思い切って大容量収納スペースを設ける
狭小住宅での一番の悩みが収納。
家具の隙間やベッド下など、とにかく使っていない空間を有効活用するのが基本ですが、間取りを決める段階で、あらかじめまとまった収納スペースを確保しておくのも手。
写真の狭小住宅では、家族が集まって物が増えがちなリビング付近に大容量のパントリーを設けています。
思い切って収納スペースを作ればリビングが散らかることもなくなり、すっきり・広く見えそうです。
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ライター/writer 玉置