【男子厨房に入るべからず】という言葉があります。私がまだ小さい頃、祖母の家に行った時などは、まさに言葉通り。祖母と母が、台所に立って料理を作り、祖父と父はというと、早めの晩酌をしている風景が当たり前でした。
それからおよそ20年。
最近では、どうやら台所への認識が変わってきている模様。共働きの夫婦が増えるとともに、少しずつ、キッチンは男女、さらには家族のスペースへと変化してきています。男料理、多いに歓迎!開けたスペースへと変貌を遂げた、現代のキッチンはどんな感じなのでしょうか。
2人で仲良く料理を作ろう
共働きのご夫婦が一緒に立てるようにと設計された、コの字型キッチン。この形なら、大人二人でも動線を邪魔することなく動けそう。
そして、何気に嬉しいのがキッチンと棚の間にあるU字の木の板。野菜や食器を置いたり、出来上がった料理を一旦置いたり出来るスペースがあるのって、かなり助かります。
開放的な空間で、料理を楽しむ
「このキッチンがいい!」と思うタイミングって、自分がそこで料理をしているイメージをはっきりと思い浮かべることが出来た時だと思うのです。
大きな窓から見える外の景色。心地よい日差しを感じながら、ステンレスのキッチンで野菜を洗う。
そんな、心にも身体にも豊かで健康的なキッチン生活が想像できるキッチンです。開放的な空間で食べる料理、美味しくないはずがない!
おしゃれで居心地抜群!最高の空間
あぁ、なんともおしゃれなキッチンスペース。キッチンに立つと見えるのはリビング。料理をしながら、リビングでくつろぐ家族とも話が出来そうです。横に伸びた木のテーブルと、上のペンダントライトが素敵な雰囲気をより一層おしゃれなものに。
分け隔てるものがない空間。お子様に「手伝って~!」と声をかけやすかったり、旦那さまに「サラダはあなたの担当ね♡」などバトンタッチできたりと、和やかに料理が進んでいきそうです。
大好きなお店を再現
夫婦ともどもお酒が好きな二人には、大好きお店がありました。そのお店のカウンター雰囲気を自宅に再現してほしいとのご依頼を受けた工務店。実際に、そのお店を視察して、雰囲気を再現されたとのこと。
カウンター上部には、沢山の種類のリキュールが並んでいます。まさにお店のバーカウンターのような空間で、夫婦水入らずの時を過ごせる自宅。
言いづらいことも、ここでなら素直に言えそうな気がする……そんな空間が家にあるって、とても大事なことですよね。
白が基調のナチュラルキッチン
白を基調にしたナチュラルな印象の対面キッチン。ブラインドから差し込む自然光が白に反射して、清潔感が溢れています。雑多な印象にならないように、必要なものだけを設置したシンプルな作りは、まさにシンプルイズベストを体現した空間。
すっきり感と清潔感、そしてナチュラル感。悪い物は何一つない、安心できる空間で頂く食事は間違いなく、美味しいことでしょう。
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ライター/writer midori