まるでアート。個性が花開く壁紙の使い方

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お家の中で、一番大きな面積を占める部分は何だと思いますか?
そう、壁です。ぐるりと家族を囲む壁。この広い面積の配色やテクスチャが、居心地を決めると言っても過言ではありません。
また一方で、家の構造に関わる部分より、ずっと家主が自由に決められる大きなパーツでもあるのです。
そこで今回は壁紙使いが秀逸なお家とそのアイデアをご紹介します。

秘密基地づくりは一緒に選んでも楽しい

天井が低く空間が限られたロフトスペースは、小さなお子さんにとって絶好の秘密基地。彼ら、彼女らの自由な発想と個性があふれる空間にするなら、壁紙もちょっと思い切ってカラフルなものや楽しい柄を使ってみて。お子さんと一緒に選ぶのも、自主性を伸ばすいい機会かもしれません。「でも、大きくなってからも使える壁紙のほうがいいし…」と悩んでしまう方は、最近では幅広のマスキングテープを使うのも一つの手ですよ。飽きたり汚したりしてもすぐに取り換えられる賢いグッズです。

ダークな色使いもベッドルームにはぴったり

こちらは紫の濃淡で作ったベッドルーム。明るいうちに見ると相当個性的な色合わせに思いますが、主に夜に使う部屋なら別。あかりも間接照明だけを使って、上質な空間に仕上げます。ランプやカーテン生地のセレクトにこだわれば、アンティーク感のある落ち着いた部屋になります。ポイントは紫を基調に、同系色やダークトーンの色でインテリアをまとめること。合わせ方を間違えると一気に落ち着かない部屋になるので、壁紙の見本と照らし合わせながら組み合わせてくださいね。

壁紙の一面替えで、インテリアをクラスアップ

こちらは白壁の中で一面だけ壁紙を変えた部屋です。グレー地に白抜きもようなので周囲を壁との調和も取れ、すっきりとした印象の部屋に仕上がっています。最近では一面替えを取り入れる家も多く、お部屋に表情をつけるにはポピュラーな方法と言ってもいいでしょう。無地でもう少し色で遊んでもいいでしょうし、床材と同じパターンの壁紙、なんていうのも面白いのではないでしょうか。

トリップ気分も味わえる、とっておきの場所

最後はカラフルな外国の街並みがプリントされた壁紙です。普通の部屋ですと、アクセントにしても強すぎますよね。ですがトイレは滞在時間も短いため、家の中でも最も遊べる場所です。こちらは一面だけで十分ですが、もう少しおとなしい色柄であれば、全面に巡らせても面白いですよ。秘密基地感覚で、存分に楽しい空間に作り込んでみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?
壁紙は一つの部屋で同じものを使わなくてもいいし、組み合わせて面白い。ですがインテリアの中で大きな比重を占めるものなので、冒険するのも勇気がいるかもしれません。また、膨大な見本の中から「これ!!」というものを探し出すのも大変だと思います。そんな時は、インテリア雑誌などでとにかく自分の好きなテイストのものを集めて、インテリアコーディネーターさんに見せてみてください。あなたの好みを把握して、トータルコーディネートの提案をしてくれるはずです。そこからより理想に近づけてみてはいかがでしょうか。

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ライター/writer little-maya