木の存在を身近に感じる家の造りは、人に癒しや温もりを与えてくれます。
例えば、全て木で作られたバンガローや、桧風呂。毎日の疲れや緊張を、強いることなく自然にふっと緩ませてくれるあの感覚。木と人間の繋がりは、やはりとても深いようです。
森林浴という言葉が辞書にあるくらいに、木の効果は、果てしない。毎日の暮らしの中に、木の存在を取り入れたご家族たちのストーリー、早速見ていきましょう。
素材を統一、まとまりのある空間に
幼稚園バッグと帽子がかかっているということは、子供部屋のようですね。木の床と、梁が見える天井。それに合わせてベッド、勉強机、荷物掛け、本棚、収納BOXに至るまで全てが素材感のある木材を採用しています。
大きめの窓からは、眩しくも優しい自然光が部屋を照らします。ここで森林浴が出来てしまいそうなほど、自然を共有できる空間となっています。
大きな丸太が、家族を支える。
既視感を覚えたこちらの写真。その正体は、田舎にある親戚の家でした。その家も、こちらのお宅と同じように、大きな丸太を用いて家を構成しています。広く大きな家を、大きな丸太がどっしりと支えている様子は、とても安心感を覚えるものでした。こちらのお宅にも、全く同じものを感じます。
「この家に住んでいれば、何も問題はない」そう、丸太が言ってくれているようです。
人が住むには、そんな大きな安心感も、絶対に必要な要素となるのでしょう。
木を用い、色を奏でる
広くておおらかな、まるでアトリエもしくはモデルルームのようなリビングルーム。そんな写真は、もちろん人が暮らす、優しい住まい。
木材を黒く塗ったことで、木の持つ温もりにスマートさがプラスされて、空間にまとまりが生まれました。梁のブラックとリビングテーブルのガラスの相性が非常にGOODです。
そして良く見てみると、色は違えど、家具の1つ1つには木材が使用されています。素材をまとめる。おしゃれな空間のポイントとして、覚えておいて損はなさそう!
バルコニーは、木でいこう!
最後に。やっぱりやっぱり憧れるのが、木のバルコニー。外だからこそ、写真のように植物を置く機会や、広いバルコニーなら、そこでBBQなどのアウトドアをする機会が多い空間。そんな空間は、外と同化できる素材感溢れる木材がしっくりきます。日に照らされたバルコニーを見るだけで、なんだか心に活力が湧いてきそうです。
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ライター/writer midori