ペットと暮らす人たちにとって、愛犬や愛猫の存在は大きいもの。人生になくてはならない大切な伴侶です。
そんな愛するペットたちには、日々の暮らしを最高にハッピーに、快適に過ごしてほしいものですよね。
癒しやぬくもりをくれる彼らへの恩返しの気持ちもこめて、自宅を今よりもう少しだけ、ペットが暮らしやすいように変えてみては?
愛犬や愛猫が快適に、心豊かに暮らせる住まいの工夫を、4つお伝えします。
いつでも顔が見える。でも落下対策はぬかりなく
玄関ホールの一部が吹き抜けになっていて、2階のリビングとつながっているこちらのお宅。「ただいま」と玄関を入ると、リビングでお迎えしている愛犬と目が合うこともしばしばです。
「常に愛犬の視線と気配を感じたい」と、吹き抜けに面する手すりは透明に。上段は隙間が空いていますが、下段は愛犬の落下防止のためにガラスをはめ込んでいます。愛犬への深い愛情と絆を感じる工夫です。
ペットの腰に優しい、ゆるやかな階段
人ならラクラク上り下りできる階段も、人間より歩幅が小さい犬や猫にとっては結構な負担になる可能性があります。
特にコーギーのような腰を痛めやすい犬種の場合、急な階段の上り下りで腰のヘルニアなどを発症してしまうことも。
ペットに優しい階段を作るなら、1段の高さは低めに、踊り場の面積を広くとってあげましょう。急角度で下りる場合に比べ、腰への負担は格段に軽くなります。
外の空気を味わわせつつ、脱走は防ぐ工夫
リビングとフラットに続くウッドデッキは、愛犬にとってまさに「庭」。
散歩に行けないときも、日差しの降り注ぐデッキでのびのびと過ごすことができます。
とは言え脱走されてしまっては大変なので、スクリーンに適度な大きさの格子を設け、すり抜けを防止。ただし、この工夫は犬には有効ですが、ジャンプ力のある猫は仕切り自体を飛び越えてしまうので、ご注意を!
愛犬の感電防止対策で人のアレルギーも改善!
家具を床から浮かせて配置することで、ペットのミニチュアダックスが通るための道を確保した住宅。
さらに、TVや関連機器の配線が愛犬の感電を招かないよう、家具の中に配線を内蔵させる作りにしています。こうすることで配線にほこりが絡むこともなくなり、家族のほこりアレルギーが改善したのだとか。
ペットのためのひと工夫が人間にとってもプラスに働いた好例です。
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ライター/writer 玉置