【今日のごはんは、何にしようかな?】【今日は近所のスーパーのお肉が安いから、買いだめをしておこう。】【あの人が食べたいと言っていたあの料理、作ってあげようかな♪】
毎日考える、少しだけ面倒なような、それでいて実はとても幸せな、毎日の考え事。そんな考え事のあと、料理の舞台、キッチンへと足を運ぶ私たち。使いやすさや収納スペースにこだわった自慢のキッチン。そこは、毎日人が立つ場所です。
キッチンに立つ度にいい気分になれるような、そんなキッチンにしたい。そう考えるのは当然のこと。
マイホームの中のマイキッチン。それぞれの「理想のキッチン」を見ていくことに、致しましょう。
趣を残した、キッチンとリビングスペース
こちらのお宅、なんと明治12年築。古民家を見事に再生させました。キッチンは玄関土間だった部分を改装。土間だったという昔の姿を残せるように、土の質を活かしたタイルを選びました。和一色だった昔の姿から、和ながらも現代さがふっと香る「和モダン」へと姿を変えたお宅。キッチンも、毎日使える心地良さを追求した作りへと。
姿カタチを変えながら、こうして「家」として、家族に愛されながら、そして家族を守りながら過ごし続けることの出来る「家」自身が、もしかしたら一番、喜んでいるのかもしれません。
コンパクトながらも幸せ溢れる収納キッチン
コンパクトな空間ながら、必要なものはしっかりと収納できるようにと供えられた棚がなんとも頼もしいキッチンです。
白と木材、明るい光。そしてカーテンのミントグリーンが最高の差し色として、キッチンの「幸せ感」をぐぐっと押し上げています。
棚には食器やグラスの他にもレシピ本、更には小さな観葉植物だって置けちゃうくらいの余裕があります。どんな風にこの棚を仕上げていくか、楽しみですね。
絶景を楽しみながらのクッキング
なんという絶景!なんという開放的空間!なんて素敵なキッチンなのでしょうか。というのも、キッチンを食堂・居間から孤立しないと共に、風景からも孤立しないレイアウトに設計したというのだから、納得です。
日本には、理想を現実に出来る建築家さんがいる。そんな素晴らしい建築家さんに出会えた、こちらのご家族に乾杯です!
かなりの料理の腕前……と期待せずにはいられない。
ここで料理をされる、キッチンの主の存在が気になって仕方がない。なんというのでしょうか、言葉で言うなら【玄人感】。そんな言葉がしっくりくるキッチンです。ここで作られた料理たちはどれも絶品そうで、期待に胸が膨らみます。
美味しいごはんが毎食並ぶ家庭って、やっぱりそこにはイコールで、【幸せ】という文字がこれまたしっくりきてしまうのです。
キッチンと食べるスペースを一体化
まるでどこかのイタリアンのようなおしゃれ感が漂います。汚れがとれやすく、掃除のしやすいステンレスと、座り心地の良さそうな白いチェアが見事にマッチしています。
天井から吊るされた照明がなんとも素敵。キッチンと食べるスペースを一緒にしたことで、空間奥のお子様の遊び場と、リビング空間が確保出来ました。
誰ひとり、こちらを向いていなくともその仲の良さと温かみが伝わってくる、とても素敵な一枚です。
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ライター/writer midori