狭小地の選択肢だけじゃもったいない。今の3階建てってこんな感じ!

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先日、入谷の4階建てゲストハウスに一泊しました。京都の建築家が設計したという、日本情緒あふれる外観とわびさびのある内観。土地柄、狭小地に建てたゲストハウス。しかし全く外観・内観どちらも狭さは感じることは皆無。
広く魅せる技術。それはむしろ、狭小地でなくてもマイホームの参考にしたいデザインや設計だらけ!今の3階建て、いつの間にやらこんなに進化していたんですね。さぁ、3階建ての今の技術を、この目に!!

階段を楽しむのも3階建ての醍醐味です。

3階建ての住居でよく見るのが、階段を魅せる構造です。階段を隠すのではなく、敢えて見せて、魅せる。
このお宅は、3階建ての最高の階段モデルスペースとしての存在価値を見出していそうです。1階から3階までを貫いた階段の壁は、緑に統一し、そのオーラは格別。
普段スポットを浴びない部分を輝かせるのも、3階建ての大きな魅力です。

大きな窓が、家族を照らす。

縦長の住居だからこそ、細やかな工夫が大切です。今回参考にさせていただきたい点は、全ての階に光が差し込むようにと設計された大きな窓。縦のブラインドは特注でしょうか。猫もとても気持ち良さそうです。でもそれは、別に3階建てだからこそという決まりはありません。

平屋でも2階建てでも、窓を大きくして採光を得るという考えはとても大事。3階建ての要素から、平屋・2階建てにも参考に出来るポイントって、沢山あるのです。

高い所から、月光を。

平屋や2階建てになくて、3階建てだけにあるメリットを最後にご紹介します。

それは、【空が近いこと】

土地の高低差はあれども、同じ高さの土地に建てた場合、3階建は、どの構造よりも、星に近い。月に近い。そんな素敵なメリットを具現化したのがこちら。一番高い部分に、窓を設置しました。私は、夜の灯りを想像しましたが、もちろん写真のように、日中の明るさや雲の動きを近くで感じることも出来ます。メリットは、何倍にも膨れ上がってくれるのです。
そんな、何気もないことのようで、特別なことを証明してくれた一枚です。
いかがでしたか?これまでは「狭小住宅だから」という理由だった3階建てが、ここまで進化していたとは、恥ずかしながら私も驚かざるをえませんでした。3階建て住居の魅せ方・暮らし方は、狭小地以外でも参考に出来そうな気がする……。そんな明るい未来が見えた気がしたのでした。

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ライター/writer midori