片付くと、心まですっきり整う。収納にこだわった家

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冷めることのない「片付け」ブーム。「断捨離」「ミニマリスト」といった言葉は、すっかり世の中に定着しました。すっきり片付いた部屋に暮らすためには持ち物を選別して減らすことはもちろんですが、収納スペースを確保することも重要。物が所定の場所にきちんと収められているだけで、部屋は広々ときれいに見えるんです。自分の暮らしに合った収納スペースを設けている4軒の住宅から、収納のヒントを見つけましょう。

リビング兼・大容量収納になる小上がり

LDKの中に設けられた5畳の小上がり。実は下がすべて床下収納で、信じられないくらい大容量のストックスペースになっているのです。さらに背面には本棚も設置。それほど広くはない空間ですが、ある時は子どものプレイルーム、ある時はちょっとした気分転換の場、もちろん収納としても大活躍と、暮らしに合わせてさまざまな役割と担ってくれます。

キッチンをきれいに保てるパントリー

普段は閉めている引き戸の奥には、大容量のパントリーが設けられています。登場回数の少ない食器や調理器具、乾物のストックなどといったかさばるものはすべてパントリーに収納。全体像が見渡せるので、狭いスペースに押し込めるよりも物が選びやすく、ストックの過不足も一目瞭然に分かります。キッチンの「きれい」は、パントリーによって保たれているのです。

使い勝手が広がる、扉のないクローゼット

収納力バツグンのウォークインクローゼット。こちらの住宅では、あえて扉を設けず主寝室と一続きになるように作りました。扉の代わりにロールカーテンやのれんなどで仕切れば圧迫感が少なく、模様替え気分で変化を楽しむこともできます。荷物が少ないうちは部屋の延長として使ってもOK。クローゼットの概念を覆すアイデアです。

使うものは隠さず、集めて見せる!

しまう、隠す、ばかりが収納ではありません。壁面全面を使った、こんな「見せる収納」はいかがですか? さまざまな物を見せて収納していても、作りつけなので空間に統一感があります。また、LDKで使う家電や食器などをすべて1か所にまとめて収納することで生活もぐっと便利に。冷蔵庫やテレビといった家電も、まるでデザインされたようにおしゃれに収まっています。
部屋が片付いていると不思議とやる気が出て、心まで明るくなる気がしますよね。たかが収納、されど収納。収納スペースをうまく活用すれば、よりすっきりと整った暮らしが実現できます。新築やリフォームの予定のある方は、自分の暮らしに合った収納スペースを上手に確保してください!

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ライター/writer 玉置