書斎や家事のスペースが欲しいという方は多いもの。ただ、そのために一部屋取ろうとするのは難しいという場合もあります。
部屋数が取れなくても、工夫次第でいくらでもスタディコーナーや書斎コーナーを作ることは可能です。
また、敢えてコーナーにすることでストレスのたまらない関係を築くという場合もあります。そんなコーナーを極めた建築例をいくつかご紹介します。
階段の上は暖かくて心地よい寺小屋コーナー
吹き抜けに面した明るいスペースは、廊下にしておいてはもったいない。そんな階段上のスペースが、部屋のような部屋でないような…用途を限らない寺子屋的な机を置いたコーナーになりました。
自由な使い方ができるこのようなコーナーは、自然と子供たちの遊び場や勉強場所になります。
吹き抜けの2階部分なので冬も暖かく、リビングからも目が届くのが嬉しいですね。
子供部屋とリビングをつなぐスタディコーナー
子供部屋とリビングをつなぐ位置にあるコーナー。吹き抜け部分のらせん階段を囲むように配置されたリビングと子供部屋をつなぐスペースに設置されています。
子供は自分の部屋で勉強するよりも、家族の気配を感じる場所で勉強するのが好きなもの。こんなコーナーが子供部屋の隣にあれば、子供が宿題をしたり、親子で並んで好きなことをしたり、コミュニケーションの場にもなりそうです。壁はマグネットペイント仕上げなので、絵や写真を飾るのにもぴったり。ミニギャラリーとしても使えます。
スキップフロアから家族を見守るお母さんのためのコーナー
ほどよい距離感でつかず離れず…子供に邪魔されずに子供の様子を見ながら家事や趣味に専念できるのは理想的。
スキップフロアに作ったこんなコーナーは、子供が遊ぶ様子を見ながら好きなことができるのがメリットです。
用途を決めないコーナーは自由に使える重宝な場所。時には子供の遊び場になったり、家族の気配を感じながらアイロンがけやミシンで洋裁をする場所になったり。お母さんにとって嬉しいコーナーも、ちょっとした工夫で作り出すことができます。
子供部屋の隣に作ったプレイコーナー
左の少し高くなった位置に見えるのが子供部屋。プレイコーナーとは1mの段差があります。こんな段差や小さな階段が子供は大好き。ジャンプして飛び降りたりよじ登ったり、スキップ階段を駆け上ってぐるぐる走り回ったり。楽しそうに遊ぶ姿が目に浮かびます。工夫次第で自由に遊べるこのような空間は、秘密基地的な楽しみも。
また、ステップフロアを利用したプレイコーナーと階下のリビングの空間が緩やかにつながっているため、遊んでいる子供とリビングにいる大人との間に自然と会話が生まれ、目も届くため安心です。
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ライター/writer okunaga