子ども部屋の収納を考える。自分から「片付けしたくなる」空間づくりを

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一般的な広さである6畳の子ども部屋に収納をつくるとき、どのような方法が適切か悩む方も多いのではないでしょうか。効率や見た目だけではなく、「子ども自身の片づけやすさ」を考慮しなければなりません。今回は、さまざまな事例を見ていきながら収納を考えます。これからリフォームや模様替えをお考えの方、参考にしてみてはいかがでしょうか。

子どもの背丈程度のオープン棚に収納

ちょうど子どもの背丈程度の高さに揃えたオープン棚で、大容量の収納スペースを確保した事例。本や大きなおもちゃは見せて収納、細々としたものは同種類のカゴを用意して、隠す収納にすることですっきりとした印象に仕上がります。

子ども自身も、本の背表紙が見えていれば選びやすいですし、細々としたものは、カゴごとにカテゴリ分けしておけば見つけやすくなります。

リフォーム時なら造作棚というアイデアも

設計段階から収納を考えるなら、造作棚がおすすめ。家具を買う必要がなく倒れてくる心配がないのも嬉しいところです。さらに、造作棚があることで省スペース化も叶います。

こちらのお宅では、階段のように高さを少しづつ変えた棚に、プラスチックボックスの引き出しを付けた収納棚を設置。カラーをホワイトとレッドで統一しているのでモダンなイメージの子ども部屋に仕上がっています。

多目的に使える子ども部屋づくり

家族の寝室としても使用されている子ども部屋。 あえて家具を少なめにおさえ、ものが増えすぎないよう工夫されています。

家具を減らしていることで、布団を敷くスペースや自由に遊ぶことができるスペースを生み出しているのも注目したいところ。広々とした空間を確保すれば、多目的に使用用途が広がるためぜひ参考にしたいアイデアです。

可動棚なら自由度の高い空間に

大きな窓越しにドライエリアが確保された地下スペース。スタディスペースにはデスクが造作され圧迫感のないすっきりとした空間に仕上がっています。

低めの本棚はローラー付きで好きな場所へ移動させることが可能。可動棚によって、自由度の高い空間に導きます。子ども部屋の緩やかな仕切りとしても可動棚の設置は検討したいですね。
子ども部屋の収納アイデア、いかがでしたでしょうか。増え続ける子どもの「もの」をできるだけすっきりと美しく収納するためのアイデアをご紹介してきました。

子ども自身が片づけやすい「高さ」、カテゴリ分けできるボックスを設置するなど「仕掛け」、そして収納家具を増やさず、収まるだけのものを厳選することが大切です。新生活が始まるご家庭も多い春、住まいも使いやすくすっきりと整えて家族みんなが過ごしやすい空間を実現したいですね。

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ライター/writer naomi