プランニングの妙。回遊動線を取り入れた過ごしやすい住まい。

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生活のしやすさに大きく関係するのが生活動線。住まいの動線の良さはデザインや素材選びと同様に家を設計する上での大切な要素です。その中でも回遊できる動線は、一方方向からの出入りだけでなく通り抜けたり、ぐるりと回り込めたりできる、空間をスムーズに移動できる理想的な動線のひとつです。今回は、明確な目的をもとに回遊導線が設計された住まいをご紹介します。

子供が大きくなるまで広く使える回遊できるLDK

収納スペースがLDKの中心にある回遊できる間取りです。将来子供部屋となる予定のスペースを、お子様が小さいうちは間仕切りのないリビングとして使えるようにしています。収納スペースの床の両端にレールがあり、そこに建具を入れることで、子供部屋として個室にできるようレイアウトされています。お子さんが小さいうちは、回遊できるこのスペースを走り回ることもあるでしょう。将来の間取り変更費用を抑えられる、自由度の高い設計ですね。

室内からウッドデッキまで家全体を回遊できる住まい

広いウッドデッキがリビングと一体となった住まいです。「玄関から裏庭に出てウッドデッキへ移動しリビングに戻る」ことができる回遊できる間取りになっています。中から外へ、外から中へ自由に移動できることで、高台に建つ景色の良いウッドデッキを十分に活用できそうですね。
一部が吹き抜けになったリビングも開放感抜群で、階段と一体となったリビングは、さらに眺めの良い二階へ上がるワクワク感を表現しているようです。

黒い箱のような収納部屋を中心に回遊できる空間

外部のような黒い壁が印象的な収納部屋のある住まいです。このスペースには、玄関と洗面スペースと浴室がつながっています。また、この収納部屋は通り抜けられるようになっているため奥の部屋にもアクセスできる動線となっています。中央にユーティリティースペースを配置することで、使い勝手の良い動線を作りだしています。
一つの部屋に複数のアクセス方法があることで、将来的に部屋を分割するのも容易になります。見た目はインパクトがありながら、生活のしやすさに配慮された住まいです。

回遊できるアイランドキッチンを中心としたキッチンスペース

アイランドキッチンは、左右どちらからでも回りこめるため使い勝手の良いレイアウトです。ただ両サイドに通路スペースが必要だったり、すべてのものがオープンになるため片付けが億劫になったりすることも。この住まいでは、奥行きのあるアイルランドキッチンと合わせ、背面に大容量の食器棚を設置することですべてをすっきりさせています。さらにIHコンロを背面カウンター部分に配置することで使い勝手もよりよくしています。白を基調としたスタイリッシュで機能的なキッチンスペースです。
水回りへの動線からキッチン周りの動線、中から外へと家全体での動線まで回遊する範囲は住まいにより様々ですが、収納スペースの取り方や将来の間取り変更の準備が回遊動線と相性の良いことが事例からよくわかります。動線にこだわったプランニングを行うことは、生活スタイルを解き明かし答えを探すような作業にも感じますね。

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ライター/writer hotagos