昨年末に、色見本帳で有名なPANTONE(パントン)から、2015年の流行色「マルサラ」が発表されました。マルサラワインから由来する色名だそうで、ワインの赤とも茶ともいえない、深みのある色が大人な雰囲気で素敵でした。ふとまわりを見渡してみれば、パステルカラーが溢れ春の訪れを感じますが、マルサラの様な、華やかで強い色彩は見ているだけで元気がでますよね。今回は、がっつりビビットカラーを取り入れた、見ているだけで元気がでる素敵なお家をご紹介してみたいと思います。
鮮やかなネオンカラーで、オシャレ感アップ。
広いリビングダイニングキッチン&土間の一角に、グリーンの壁面は洗面スペース、ピンクの壁面はトイレスペース。この他にも、家族のワークスペースは、イエロー×ブラック×ホワイトのタイル貼りで、お家のあちこちでインパクトのある空間ができています。ところどころにカラフルな雑貨や椅子を追加して、色の散らかり感が気持ち良いお宅ですね。
こんなに多彩、でもしっとりお洒落なまとまり感。
なんともカラフルな階段ですね。こちらのお宅、拝見する限り家の中の白い壁は1〜2カ所。あとは全てカラフル!お部屋ごとにレッド、グリーン、パープルと、テーマカラーのような雰囲気で仕上げられています。こんなにたくさんの色を使っていながら、あまりガチャガチャした感じがしないのは、色の合わせの妙ですね。外観のいたってシンプルな感じと、内装のカラフルなギャップがとても楽しくおしゃれなお宅ですね。
かっこ可愛い、アメリカンポップなインテリア。
派手!とひとことで片付かないのがアメリカンポップ。インテリアから雑貨まで、様々な色が散りばめられていて、見ているだけでテンションあがります。アメリカンポップな音楽が好き!スポーツカジュアルなファッションが好き!など、趣味がどんどんライフスタイルへ波及していった結果、家をアメリカンポップに仕上げるというのも、一つのコトにどっぷり浸かる余裕のある大人の楽しみ方だなと思います。
爽やかなミントグリーンに、目が覚めるような赤い玄関。
カラフルフレンチな洋館のリノベーション物件です。屋内は、白やベージュを基調にしつつも、赤や黄色の壁紙のお部屋や廊下があり、暖かい色味で仕上げられています。カラフルな壁紙のお部屋を、さらに素敵に見せてくれるのは、白い幅木や廻り縁!モールディングと言うそうなんですが、シンプルモダンなインテリアが好きな筆者も、家を建てる際には、ひと部屋くらいはカラフルなお部屋にモールディングしてみたい!という憧れがあります。
どんな色?どこにさす?色を付ける面選びも重要です。
ベースは白の空間に、シンプルモダンなこちらのお宅。お家の中の要所に、ペパーミントグリーンやイエローのカラーリングで、明るく爽やかに仕上げられています。こちらの玄関は、天井をペパーミントグリーンで仕上げて、ちょっとスタイリッシュでハイセンスな雰囲気に。壁面に色をさす事は思いついても、天井だけとはなかなか思いつきませんよね。
グリーン、オレンジ、パープル、ポップでモダンなアートハウス。
キッチンはオレンジ、子ども部屋はライトグリーン、トイレはパープル、洗面所はグリーンと、各部屋に力強いカラーリングを取り入れたこちらのお宅。室内のベースは、ダークブラウンの木目と、窓サッシや螺旋階段のブラックで、モダンなしつらえになっているので、各所のビビットなカラーが映え、それに合わせてちょっとしたステッカーで遊び心を演出。コンテンポラリーアートのミニギャラリーの様な楽しいお家です。
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ライター/writer カチャルサ