床材といえば、石張りやタイル張り、土間コンクリート、畳などその種類は豊富ですが、皆さんまずはフローリングを思い浮かべるのではないでしょうか。フローリングを考えたときに考えるポイントはなんでしょう?色味、木の種類、などが一般的だと思います。もちろん、素肌で感じる床材ですから、木の種類は大事ですし、内部空間のイメージの決定に色決めも重要です。では、その張り方はどうでしょうか?今回は、フローリングをちょっと変わった張り方で張った事例をご紹介しましょう。雰囲気の違いを楽しんでいただければと思います。
床材のフローリングに合わせて、インテリアを決める
アンティークな雰囲気のオーク材のフローリングをヘリンボーン張りにしたこの部屋はまず床材から決めて、そのあと、壁材やインテリアを決めていったそうです。何かひとつ、雰囲気づくりの柱となるものを決めると、後は楽に決められそうですね!照明、現しになった梁、シルバー色のキッチンなど、すべてが統一された雰囲気に仕上がっています。
床材のフローリングは、空間のアクセントとしても使える
全体的にモノトーンで、シャープな雰囲気のこの住宅。この写真は吹き抜け上部から階下のダイニングスペースを見下ろしているものですが、ダイニングスペースの床材がヘリンボーン張りのフローリングとなっていて、シャープな中に、暖かみの感じる、空間のアクセントとして効果を発揮しています。さらに、他の床面より高くなっているので、ステージのように非日常を感じられるスペースにもなっているのだそうです。
床材のフローリングが飴色で、どこか懐かしい仕上がりに。
新築なのに、歴史を感じるような、新しいのに愛着が湧くような、そんな気持ちにさせてくれる、飴色の寄せ木細工のフローリング床。壁のレンガや、白い枠の扉、ゴールドのドアノブなども、その雰囲気にとてもマッチしています。時が経っても決して古ぼけたりしない、かえって味が出てくるようなイメージで作られていますね。
モダンな雰囲気にもピッタリ!ヘリンボーン張りフローリングを床材に。
ヘリンボーン張りというと、ちょっとクラッシックなイメージ、ヨーロッパのコロニアル様式のようなイメージがすると思いますが、この住宅は、シンプルモダンなイメージですね!少し白みがかった、シックな色合いのフローリング材がシンプルな雰囲気にピッタリです。このフローリング、まっすぐな普通の張り方をしていたら、まったく違ったイメージになっていたんでしょうね。
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ライター/writer amodanca