家作りにおいての外壁といえば、コンクリートを下地にしたタイル貼りや、色合い豊かな吹付タイプのものまで様々。
そんな中、昔から使われている素材が【木】です。香りを楽しんだり、木目や色合いを選べたりといった良さからも親しまれています。特に時間が経つにつれ深みのある色合いになっていくことから、古風で荘厳な雰囲気になったり、他の素材や色と組み合わせてモダンな洋風の外観にもなります。
そんな木の良さを取り入れた例をご紹介しましょう。
スタイリッシュ&モダンな外観
天然の木を縦に使ってスタイリッシュな外観を表していますね。また、黒の塗装で周りの家とは一線を画したクールな印象があります。
外壁の一面を木だけにするのではなく、「モダンな見た目がいい」「オシャレにしたい」といった希望も叶えることもできるのです。
色と素材の組み合わせから、モダンな雰囲気を表した例でした。
木箱を重ねたような外観
昔から木にゆかりのある地域であったことから木の外観にし、形状にも工夫を凝らした作りになっています。
ただ四角く直線的な家にするのではなく、3つの木箱をズラして必要な空間を生み出していますね。上階のズレを利用して通路や縁側にし、素材もそのまま利用しているのです。
外壁面だけでなく出っ張った部分の底面も板張りとなっており、室内へ続く統一感があります。二世帯住宅としての機能性も高い例なので、室内の写真もごらんください。
デザイン性も防火性も兼ねた外観
こちらの例は木製サイディングの組み合わせにより、オリジナリティとデザイン性を表しています。
一方で機能性もあるのが特徴。ファサードの板張りには不燃薬剤処理された木材を使用しています。
このようにデザインを重視しつつも、防火性能を兼ねた家造りも検討してみてはいかがでしょうか?
昔ながらの強さを持つ木
木の敵は火だけではありません。シロアリ対策をしている例もご紹介します。
青森ヒバを張り、防腐剤として紅ガラを塗ってシロアリに強い家造りになっています。また、湿気も大敵となりますので通気性も考慮した設計が必要です。
もちろん、長く過ごしやすい住まいのためにはメンテナンスも大切です。
玄関周りから始める木の外観
「ちょっとだけ木を取りれてみたい」といった方は、1階の玄関ドア周辺の壁だけ木の壁にしてみるのも良いですね。木の深みのある色合いや木目をいつも楽しめるでしょう。
こちらのように雨に当たらない工夫をすれば、木材にも優しく塗装の塗り直し頻度も少なくて済みます。メンテナンスを考慮しつつ、アクセントとして取り入れてみたい方にオススメの例です。
代表的で昔ながらの家も憧れる
木目と色合いが柔らかな雰囲気を表しつつも、どっしりとした瓦の屋根が荘厳さを表している和風の家の代表的な造りをした例です。
昔ながらの手法で造られた家は、やはり日本の気候に合った工夫が施されていて人気もあります。庭に植えた木と共に一体感のある家造りと、大きな開口で風通しも良く過ごしやすい暮らし。そして畳と木の香りに囲まれた生活も憧れますね。
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ライター/writer こでぃも