階段を家のどこに配置するかは、空間計画によって決まると思います。では、玄関に合った場合はどうでしょう?実は空間の見せ場としていい仕事をするんです!今回は玄関と階段の素敵な関係を見ていきたいと思います。
玄関の奥にある、浮かび上がる階段
コンクリート打ち放しと左官仕上げが、クールな印象の玄関ホール。下駄箱収納の下に照明が設置されまるで浮かび上がっているようです。また収納上部に並べられた小物がある飾り棚を眺めているとまるで、ギャラリーを歩いているような気分になりそうです。その奥には黒でキリッと空間を締める役割をもつ階段。ストリップ階段とすることで、それ自体がアートのようなイメージです。
玄関から上へと誘われる、螺旋階段
白い壁と白木の床が明るく空間を演出しています。さらにトップライトから差し込む光で厳かな気持ちにすらなりそうです。この光はどこからきているのか、なんて考えているとふと目に入る螺旋階段。思わず、上に上がらずにはいられませんね。
離れの茶室と階段
玄関は室内でありながら飛び石が配置され、風流な趣です。その飛び石の行き先の一つに、離れとしての茶室があります。上部には薄い板一枚一枚が連なった階段が、茶室の入り口の屋根にも見えます。茶室の入り口はにじり口と言って小さめの入り口ですが、階段の高さと丁度合っていますね。
自然のままの表情豊かな、階段
玄関三和土の土間とホールの木目が美しい木材、壁は白くシンプルに天井も木が張られていて、自然素材たっぷりでありながら、モダンな雰囲気の玄関です。その雰囲気にピッタリの木で作られた階段。支える丸柱が空間に軽やかさを与えるポイントと言えるでしょう。地窓から見える庭も素敵ですね。
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ライター/writer amodanca