feve casa登録専門家による回答 No.003
ハイム様はじめまして
空間スタジオの遠藤ともうします。
予算をおさえたいなら、木造耐火構造がおすすめです。重量鉄骨造ですと、工事費がかかる割に、室内に柱が出っ張って来て、邪魔ですし、不経済ですね。(柱は4隅だけでなくできれば6本欲しいです)予算が潤沢でしたらコンクリートの壁構造でしょうか。
防火地域では、以前は木造の3階建ては禁止されていましたが、現在は木造耐火構造というものができて(要は、木の骨組みにプラスターボードを厚く張るだけのようなものですが)木造で建てられるようになりました。
私は防火地域で、木造耐火構造の小さなワンルームマンションを建てたことがあります。
木造の利点は工事費が安い事。また、建物が軽いため地盤改良の費用が節約できる事にあります。(液状化の可能性は低いという事ですが、それはその敷地の地盤が良いという事を意味するわけではありません。)
木造には在来工法の他に、高強度、高耐震のSE構法というものがあります。私の場合は3階建てですとSE構法をお薦めしています。SE構は千葉のマザー牧場の50周年リニューアル時に、ゲート事務所や大きな売店に採用して以来、先ほど申し上げたワンルームマンション、小さな事務所ビル、2階建ての長屋型共同住宅などに採用しております。
圧倒的な耐震性能だけでなく、後で改造しやすいという利点がこれからは評価されて行くと思います。SE構法で検索いただけますか?(私のホームページのマザー牧場という項目も参考にご覧下さい。)
さて概算工事費ですが、
1階ガレージその他、2階3階住宅、延べ床面積36坪
建物グレードとしては「普通」と仮定しまして、
在来工法の木造で90万円/坪(90×36=3,240万円)
SE構法の木造で95万円/坪 (95×36=3,420万円)
はかかると思っていただけますか。
耐火構造ですので、どうしても若干高くなります。
尚、設計監理料、地盤改良、外構工事費、消費税、などは別になります。
参考にしていただければ幸いです。
2017年12月02日時点の回答です