feve casa登録専門家による回答 No.002
【 体験が先です。 特に床暖房には好き嫌いが・・・ 】
新田広史
2014/09/11に同様な質問・回答がありますのでご覧ください。
ショールームで5分足を置いても「暖かいな」と思うだけで「体験」とまでいきません。 親戚や友人の家でそれなりに長い時間を体験なさっていますか?
床暖房は万全ではありません。 かなり良いものであることには違いありません。
床暖房というものをまずはお考えください。
足裏が妙に暖かく汗ばむとおっしゃる方、うっかりお子さんをうたた寝させておけない心配な方、冷房には働かないので1年を通してはもったいない設備とお考えの方などいろいろです。 個人的にはお勧めです。良いものです。 イニシャル、ランイングともにかかります。
ガスとはガス熱源で温水を床に循環させるタイプ。電気とは面発熱体を電気抵抗で発熱させるタイプになります。
ガス式はガス会社(例:東京ガス)が表立って設計施工します。10帖で80~100万円程度と考えてよいかと思います。ガスボイラーは給湯風呂釜兼用ですからはっきりと床暖用費用に切り分けは難しいです。湯を循環させるのでそれなりの安定したものがあり極端に高温になってしまう欠陥は無いというところが売りです(その上に就寝することは止めましょう)。そして耐用年数があります。メンテナンスがかかります。
電気は随意にon・offできるものと深夜電力を利用するもの(通電は深夜帯のみ。非常に寒い日の夕方には暖かさを感じにくくなるまで放熱してしまっている)があります。お子さんがいらっしゃる前提で深夜電力式にしたお宅がありますが不評です。
随意にon・offできること。
電気式の制御は良くなりその上で寝てしまうことは絶対に避けるべきと考えますがそうでない限り、かなり廉価に工事が可能です。10帖で20~30万円です。コントロールも自在です。特に欠点はないと思います。
ランニングコストはほとんど差はないと言ってよいと思います。
注意点はあたりまえですが、床暖房を施工する床の下地には十分過ぎる程度の断熱を施工することです。
また、ご質問の趣旨とは異なりますが、
高気密高断熱はかなりの進化です。エアコンは確かに風を伴いますが直接吹き付けない位置を考えての設置はコストパフォーマンスは抜群です。目に見える姿がお嫌いでしたらビルトインを(効率はやや落ちます)。
一般論を述べました。リフォームでの施工を考えるとガス温水式は床の厚さが12mm増しますので廊下-居間の段差が生じます。施工中の居間は少なくとも表面材をはがしますので使えません。電気カーペットを置くこととは異なります。そしてお考えの床下に断熱をするために下階の天井をはがすなり、1階なら床下に潜り込んで緻密に断熱を行わないと効果が十分に発揮されません。
デザインシステム新田建築事務所 新田広史
2014年12月31日時点の回答です