feve casa登録専門家による回答 No.003
【いろんな考え方はございますが、、、】
加塩 博之
弊社では、太陽光パネルの設置はお薦めしていません。
理由は、
①建築との貸与年数が異なり、冷蔵庫やTVのような家電を大掛りに
(建築工事を伴って)設置するような物であること。
⇒日経新聞によると、10年以内の故障件数は販売件数の4割もあり、
別途の補償制度を利用することも可能だがそれも最長10年であり、
回答1の方が記入なさっているようにペイするまで10年以上かかる
コストでは、無意味です。
また、パワコン(交換部品)の寿命は他の家電製品と同じ様に10年
程度ですので、厳密に言うとペイできているかというのは甚だ
怪しいものです。
②現在は、太陽光発電は全量買取となっていて、販売促進の為に
不適正な売電価格(高い価格設定←税金投入)をして、商売をしている
ようなものです。その状態で①の年数であり、また、将来そのような
一部の恩恵者が生まれる制度が続く保証はないと考えます。
(逆に、そこまでしないとペイできないシステムであります。)
③〔独〕石油天然ガス・金属鉱物資源機構上席研究員であった
石井彰氏によると、太陽光エネルギーの実質効率は、関東等で11%
効率のよい九州でも12%程度で、産業革命を起こした要因とされる
石炭エネルギーよりも悪い。六本木ヒルズ・コンプレックスの電気を 賄うガスタービンと同じ量を確保する為には、成田空港よりも広い
面積の太陽光発電パネルを敷き詰めないとならない。これでは、
環境破壊も甚だしいと思われます。しかも天候に左右されるので、
必ず火力発電所等を常時スタンバイ(稼動)させていないとならない
のです。国民がこの情報を知ることで、②は維持されなくなることは 必至です。
なので、非営利施設である住宅で、収支を考えて太陽光を設置する
思惑自体お推め致しません。
因みに、バッテリー(蓄電池)は、医療機関・外資銀行等で停電トラブル回避の為、設計実績がございます(CVCF)が、太陽光発電装置よりも何倍も致しますので高価ですので、住宅ではオーバースペックだと思います。発電機の方が現実的です。
↑ そうですね!停電時に発電機と太陽光パネルを比べて、どちらが安くて電気が出来るか(⇒欲するか!)考えれば、どんなに太陽光パネルが実勢にそぐわないものであるか、理解しやすいのではないでしょうか。
2014年06月26日時点の回答です